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二十四節気と七十二候【日本の暦】

日本の暦

春の二十四節気と七十二候

立春

立春(りっしゅん)とは、暦の上で「春」がはじまる日のこと。

冬至と春分の中間にあたり、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合は、この日から立夏の前日までが春となる。

立春は、八十八夜、二百十日、二百二十日など、雑節の起算日(第 1日目)となっている。

 

時期
定期法
太陽が黄経 315度の点を通過するとき
平気法
冬至から約 45.66日後
太陰太陽暦 / 旧暦
正月節、1月14日~1月28日ごろ
太陽暦 / 新暦
2月4日ごろ
2023年(令和 5年)
2月4日(土)
2024年(令和 6年)
2月4日(日)
2025年(令和 7年)
2月3日(月)
2026年(令和 8年)
2月4日(水)
2027年(令和 9年)
2月4日(木)

 

七十二候

初候
東風解凍 とうふうこおりをとく
意味
東風(春風)が冬の間張りつめていた氷を解かし始めるころ
時期
2月4日~2月8日ごろ
次候
黄鶯見睆 こうおうけんかんす
意味
鶯(うぐいす)が鳴き始め、春の到来を告げるころ
時期
2月9日~2月13日ごろ
末候
魚氷上 うおこおりにのぼる
意味
春の暖かさで湖や川の氷が割れた間から魚が飛び出てくるころ
時期
2月14日~2月18日ごろ

 

雨水

雨水(うすい)とは、雪や氷が解けて雨に変わり、草木も芽を出し始め、日ごとに春らしくなるころで、実際にはまだ雪深いところも多く、これから雪が降り出す地域もある。

雨水の日に雛人形を飾りつけると「良縁」に恵まれるとされ、江戸時代からの風習として伝えられている。

 

時期
定期法
太陽が黄経 330度の点を通過するとき
平気法
冬至から約 60.87日後
太陰太陽暦 / 旧暦
正月中、1月19日~2月2日ごろ
太陽暦 / 新暦
立春から15日目ごろまでの 2月19日ごろ
2023年(令和 5年)
2月19日(日)
2024年(令和 6年)
2月19日(月)
2025年(令和 7年)
2月18日(火)
2026年(令和 8年)
2月19日(木)
2027年(令和 9年)
2月19日(金)

 

七十二候

初候
土脈潤起 つちのしょううるおいおこる
意味
冷たい雪が解けて暖かい春の雨となり、大地に潤いをあたえるころ
時期
2月19日~2月23日ごろ
次候
霞始靆 かすみはじめてたなびく
意味
霞(かすみ)がたなびき始めるころ
時期
2月24日~2月28日ごろ
末候
草木萌動 そうもくきざしうごく
意味
やわらかな春の日差しの中、草木が芽吹き始めること
時期
3月1日~3月5日ごろ

 

啓蟄

啓蟄(けいちつ)とは、大地が暖まり冬ごもりしていた生き物たちが、春の訪れを感じて土の中から出てくるころで、啓は「開く」、蟄は「土の中で冬ごもりしていた虫」を意味する。

 

時期
定期法
太陽が黄経 345度の点を通過するとき
平気法
冬至から約 76.09日後
太陰太陽暦 / 旧暦
二月節、2月15日~2月29日ごろ
太陽暦 / 新暦
3月5日ごろ
2023年(令和 5年)
3月6日(月)
2024年(令和 6年)
3月5日(火)
2025年(令和 7年)
3月5日(水)
2026年(令和 8年)
3月5日(木)
2027年(令和 9年)
3月6日(土)

 

七十二候

 
初候
蟄虫啓戸 ちっちゅうこをひらく
意味
冬ごもりの虫たちが、暖かな春の日差しで大地が暖まり土から出てくるころ
時期
3月6日~3月10日ごろ
次候
桃始笑 ももはじめてわらう
意味
桃のつぼみが開き、花が咲き始めるころ
時期
3月11日~3月15日ごろ
末候
菜虫化蝶 なむしちょうとなる
意味
さなぎから羽化した紋白蝶(もんしろちょう)が羽ばたくころ
時期
3月16日~3月20日ごろ

 

春分

春分(しゅんぶん)とは、立春から始まる春の中間点で、太陽は真東から昇って真西に沈み、昼と夜の時間がほぼ等しくなる日のこと。

 

時期
定期法
太陽が黄経 0度の点(春分点)を通過するとき
平気法
冬至から約 91.31日後
太陰太陽暦 / 旧暦
二月中、2月19日~3月4日ごろ
太陽暦 / 新暦
3月21日ごろ
2023年(令和 5年)
3月21日(火)
2024年(令和 6年)
3月20日(水)
2025年(令和 7年)
3月20日(木)
2026年(令和 8年)
3月20日(金)
2027年(令和 9年)
3月21日(日)

 

七十二候

初候
雀始巣 すずめはじめてすくう
意味
雀(すすめ)が巣をつくり始めるころ
時期
3/21~3/25ごろ
次候
桜始開 さくらはじめてひらく
意味
桜の花が咲き始めるころ
時期
3/26~3/30ごろ
末候
雷乃発声 らいすなわちこえをはっす
意味
雷が遠くの空で鳴り始めるころ
時期
3/31~4/4ごろ

 

清明

清明(せいめい)とは、万物が清らかで生き生きとした様子を表した意味の「清浄明潔()」を略したもの。

中国ではこの日を「清明節(せいめいせつ)」と呼び、日本のお彼岸のように先祖の墓参りをする風習がある。

 

時期
定期法
太陽が黄経 15度の点を通過するとき
平気法
冬至から約 106.53日後
太陰太陽暦 / 旧暦
三月節、3月5日~3月19日ごろ
太陽暦 / 新暦
4月5日ごろ
2023年(令和 5年)
4月5日(水)
2024年(令和 6年)
4月4日(木)
2025年(令和 7年)
4月4日(金)
2026年(令和 8年)
4月5日(日)
2027年(令和 9年)
4月5日(月)

 

七十二候

初候
玄鳥至 げんちょういたる
意味
冬の間、暖かい東南アジアの島々で過ごしていた燕(つばめ)が飛来するころ
時期
4/5~4/9ごろ
次候
鴻雁北 こうがんきたす
意味
雁が北へ渡って行くころ
時期
4/10~4/14ごろ
末候
虹始見 にじはじめてあらわる
意味
鮮やかな虹が見え始める
時期
4/15~4/19ごろ

 

穀雨

穀雨(こくう)とは、春雨は田畑を潤し、百穀(さまざまな穀物)の生長を助ける意味がある。

 

時期
定期法
太陽が黄経 30度の点を通過するとき
平気法
冬至から約 121.75日後
太陰太陽暦 / 旧暦
三月中、3月20日~4月4日ごろ
太陽暦 / 新暦
4月20日ごろ
2023年(令和 5年)
4月20日(木)
2024年(令和 6年)
4月19日(金)
2025年(令和 7年)
4月20日(日)
2026年(令和 8年)
4月20日(月)
2027年(令和 9年)
4月20日(火)

 

七十二候

 
初候
葭始生 よしはじめてしょうず
意味
葦(よし)が芽吹き始めるころ
時期
4/20~4/24ごろ
次候
霜止出苗 しもやんでなえいず
意味
霜が収まり稲の苗が育つころ
時期
4/25~4/29ごろ
末候
牡丹華 ぼたんはなさく
意味
牡丹の花が咲き始めるころ
時期
4/30~5/4ごろ