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晩冬を紡ぐ言の葉【季語一覧】

時候

季節やその月の異称を表わす季語。

 

悴む

季節感
 
現代的仮名
かじかむ
歴史的仮名

意味
冬の冷気のため、手足が凍えて思うように動かなくなること
子季語
悴ける かじける
こごゆ
関連季語

寒土用


 
現代的仮名
かんどよう
歴史的仮名

意味
立春前の十八日間
 
1年で最も寒さの厳しい時期
子季語

関連季語

寒の入


 
現代的仮名
かんのいり
歴史的仮名

意味
一年のうちでいちばん寒さがきびしい時期に入る日 1月6日ごろ
子季語
寒入り かんいり
寒固 かんがため
寒に入る かんにいる
小寒の入 しょうかんのいり
寒前 かんまえ
関連季語

寒の内


 
現代的仮名
かんのうち
歴史的仮名

意味
寒の入から立春の前日まで
子季語
寒 かん
寒九 かんく
寒四郎 かんしろう
寒中 かんちゅう
関連季語

厳寒

季節感
 
現代的仮名
げんかん
歴史的仮名

意味
冬の厳しい寒さのこと
子季語
寒厳し かんきびし
厳冬 げんとう
冱寒 ごかん
酷寒 こくかん
極寒 ごくかん
関連季語

三寒四温

季節感
 
現代的仮名
さんかんしおん
歴史的仮名

意味
冬に寒暖の変化が周期的に起こること
 
冬の終わりから春にかけて、寒い日が3日ほど続くと、その後4日間くらい暖かい日が続く
子季語
三寒 さんかん
四温 しおん
四温日和 しおんびより
関連季語

しばれる

季節感
 
現代的仮名

歴史的仮名

意味
きびしく冷え込んだときに使う、北海道や東北地方の方言
子季語
からしばれ
凍るる しばるる
凍れ しばれ
関連季語

小寒


 
現代的仮名
しょうかん
歴史的仮名
せうかん
意味
二十四節気のひとつ
 
旧暦12月の節で、冬至から15日間、新暦の1月5日ごろから、1月20日ごろまでに当たる
子季語

関連季語

節分


 
現代的仮名
せつぶん
歴史的仮名

意味
新暦2月3日ごろの立春の前日
 
もともとは、季節の移り変わる時の立春・立夏・立秋・立冬の前日を称する語だが、現在は特に立春の前日を言う
子季語
節替り せつがわり
関連季語

大寒


 
現代的仮名
だいかん
歴史的仮名

意味
二十四節気のひとつ
 
新暦の1月21日ごろにあたる、1年で最も寒い時期
子季語
寒がはり
関連季語

冬至


 
現代的仮名
とうじ
歴史的仮名

意味
二十四節のひとつ
 
太陽が最も南行し、1年中で昼が最も短く、夜が長い日
子季語
一陽来復 いちようらいふく
冬至南瓜 とうじかぼちゃ
冬至粥 とうじがゆ
冬至蒟蒻 とうじこんにゃく
冬至当夜 とうじとうや
冬至餅 とうじもち
関連季語

年内立春


 
現代的仮名
ねんないりっしゅん
歴史的仮名

意味
新暦で、新年を迎えないうちに立春を迎えること
 
新暦では、2月4日ごろが立春にあたるが、旧暦では正月の前後に立春を迎える
子季語
年の内の春 としのうちのはる
年の春 としのはる
冬の春 ふゆのはる
関連季語

春隣

季節感
 
現代的仮名
はるどなり
歴史的仮名

意味
冬も終わりに近づき、春の訪れをすぐそこに感じること
子季語
明日の春 あすのはる
春信 しゅんしん
春近し はるちかし
春隣 はるとなり
春まぢか はるまぢか
関連季語

春待つ

季節感
 
現代的仮名
はるまつ
歴史的仮名

意味
寒い冬が終わりに近づき、春の訪れを心待ちにすること
子季語
待春 たいしゅん
春を待つ はるをまつ
関連季語

晩冬


 
現代的仮名
ばんとう
歴史的仮名

意味
旧暦の12月の異称
冬の最後の月
子季語
下冬 かとう
季冬 きとう
松冬、末冬 まつとう、まっとう
末の冬 すえのふゆ
関連季語

日脚伸ぶ

季節感
 
現代的仮名
ひあしのぶ
歴史的仮名

意味
冬至を過ぎて少しずつ日が長くなること
子季語
日脚伸びる ひあしのびる
関連季語

冬尽く

季節感
 
現代的仮名
ふゆつく
歴史的仮名

意味
冬が終わること
子季語
冬行く ふゆいく
冬送る ふゆおくる
冬惜しむ ふゆおしむ
冬終る ふゆおわる
冬去る ふゆさる
冬の限り ふゆのかぎり
冬の名残 ふゆのなごり
冬の別れ ふゆのわかれ
冬果つ ふゆはつ
冬行く ふゆゆく
冬を送る ふゆをおくる
三冬尽く みふゆつく
関連季語

冬深し

季節感
 
現代的仮名
ふゆふかし
歴史的仮名

意味
1年で寒さの最も極まる時期
子季語
暮の冬 くれのふゆ
冬さぶ ふゆさぶ
冬たけなわ ふゆたけなわ
冬深む ふゆふかむ
真冬 まふゆ
真冬日 まふゆび
関連季語