色のはたらき
色のはたらきは、情報を伝える「機能的効果」と、感情や印象を伝える「情緒的効果」の2つに大きく分けられる。
機能的効果
機能的効果*きのうてきこうかには、図や文字を読みやすくしたり、人の注意を引きつけたりする働きがある。
誘導性
信号機は、青は「進め」、黄は「注意して速やかに進め」、赤は「止まれ」と色を変えることで、人をうまく誘導することができる。
印象
広告塔や看板、建物のランドマークなどは、遠くからでも目立つ色を使うことで、印象をより強く残すことができる。
区別
グラフや路線図などでは、異なる色を組み合わせて対比させることで、情報をすばやく区別して伝えることができる。
統一感
制服やユニフォームなどでは、同じ色や同系色を用いることで、統一感を出すことができる。
見やすさ
自然界では、動物が自分の身を守るために、周囲の環境に同化して身を隠す「保護色*ほごしょく」を使ったり、目立つ色や模様で相手を警戒させる「威嚇色*いかくしょく」を身につけたりすることがある。
機能的効果*きのうてきこうかには、図や文字を読みやすくしたり、人の注意を引きつけたりする働きがある。
信号機は、青は「進め」、黄は「注意して速やかに進め」、赤は「止まれ」と色を変えることで、人をうまく誘導することができる。
広告塔や看板、建物のランドマークなどは、遠くからでも目立つ色を使うことで、印象をより強く残すことができる。
グラフや路線図などでは、異なる色を組み合わせて対比させることで、情報をすばやく区別して伝えることができる。
制服やユニフォームなどでは、同じ色や同系色を用いることで、統一感を出すことができる。
自然界では、動物が自分の身を守るために、周囲の環境に同化して身を隠す「保護色*ほごしょく」を使ったり、目立つ色や模様で相手を警戒させる「威嚇色*いかくしょく」を身につけたりすることがある。
情緒的効果
情緒的効果*じょうちょてきこうかには、風景を見てきれいだなと思ったり、心が動かされる働きがある。
快適性
青い空や海の景色を見ると、「きれいだな」とか「気持ちいいな」と感じることがある。
イメージ
同じ風景でも、色が変わると受ける印象やイメージが変わる。
象徴
国旗は、その国を象徴するもので、理念や理想を示している。
情緒的効果*じょうちょてきこうかには、風景を見てきれいだなと思ったり、心が動かされる働きがある。
青い空や海の景色を見ると、「きれいだな」とか「気持ちいいな」と感じることがある。
同じ風景でも、色が変わると受ける印象やイメージが変わる。
国旗は、その国を象徴するもので、理念や理想を示している。
見つけやすさ
視認性
視認性*しにんせいとは、人が意識して対象を探すときに、遠くからでも見つけやすく、確認しやすい性質のこと。文字や絵が大きく、背景との色がはっきり区別されていると、さらに見やすくなる。
配色では、背景に使う色「地色*じいろ」と、文字や図柄に使う色「図色*ずしょく」の使い分けが重要で、地色は広い面積に使われ、目立ちにくい色が望ましいのに対し、図色は小さい面積でも目立つ色が適している。
人によって色の見え方には差があるため、標識や案内板では背景と文字・図柄の明暗差を意識することが大切。一般的には、目立ちにくい色を「地色」に、目立つ色を「図色」に使う配色が、視認性を高める基本とされている。
視認性*しにんせいとは、人が意識して対象を探すときに、遠くからでも見つけやすく、確認しやすい性質のこと。文字や絵が大きく、背景との色がはっきり区別されていると、さらに見やすくなる。
配色では、背景に使う色「地色*じいろ」と、文字や図柄に使う色「図色*ずしょく」の使い分けが重要で、地色は広い面積に使われ、目立ちにくい色が望ましいのに対し、図色は小さい面積でも目立つ色が適している。
人によって色の見え方には差があるため、標識や案内板では背景と文字・図柄の明暗差を意識することが大切。一般的には、目立ちにくい色を「地色」に、目立つ色を「図色」に使う配色が、視認性を高める基本とされている。
目につきやすさ
誘目性
誘目性*ゆうもくせいとは、多様な色環境の中でも特に目立ち、自然と人の目を引く色や配色の度合いのこと。対象者が意識的に探していなくても、自然に視線を向けさせる性質を持ち、背景の色とのコントラストによって左右されることもあるが、一般的には暖色で高彩度の色が誘目性に優れる。
誘目性*ゆうもくせいとは、多様な色環境の中でも特に目立ち、自然と人の目を引く色や配色の度合いのこと。対象者が意識的に探していなくても、自然に視線を向けさせる性質を持ち、背景の色とのコントラストによって左右されることもあるが、一般的には暖色で高彩度の色が誘目性に優れる。
視認性と誘目性はどちらも「見つけやすさ」に関する性質であるが、両者には違いがある。視認性は「注意を向けているときの見つけやすさ」、誘目性は「注意を向けていないときでも自然に目を引く性質」を示す。そのため、危険や禁止事項の表示、利用者誘導など、即時の認識が求められる場面で特に重要となる。
分かりやすさ

明視性
明視性*めいしせいとは、図形の形状や細部を容易に認識できるかどうかの度合いのこと。単に色が見えるかどうかではなく、情報や意味を正確に判別できることがポイントとなる。
視認性や誘目性が、対象物の「見やすさ」に着目するのに対し、明視性はすでに見つけた対象物の情報の「分かりやすさ」に着目する。そのため、道路案内標識や避難誘導灯のように、正確な情報伝達が求められる場面で特に重要となる。
明視性*めいしせいとは、図形の形状や細部を容易に認識できるかどうかの度合いのこと。単に色が見えるかどうかではなく、情報や意味を正確に判別できることがポイントとなる。
視認性や誘目性が、対象物の「見やすさ」に着目するのに対し、明視性はすでに見つけた対象物の情報の「分かりやすさ」に着目する。そのため、道路案内標識や避難誘導灯のように、正確な情報伝達が求められる場面で特に重要となる。
読みやすさ

可読性
可読性*かどくせいとは、文字や数字が読みやすいかどうかの度合いのこと。明視性と同じく、可読性もすでに視認された対象の情報の「分かりやすさ」が重視される。
可読性*かどくせいとは、文字や数字が読みやすいかどうかの度合いのこと。明視性と同じく、可読性もすでに視認された対象の情報の「分かりやすさ」が重視される。
判別しやすさ

多くの色相を用いる場合は、色の偏りがないようバランスよく選ぶことが重要である。同系色だけで配色すると統一感は得られるが識別性が低くなるため、類似色相*るいじしきそうや隣接色相*りんせつしきそうは避け、色の違いがはっきり分かる配色が望ましい。また、女性を示す表示には「赤」、男性を示す表示には「青」といったように、色の持つイメージを活用することも大切である。
安全色彩
安全色彩
日本産業規格*JISでは、安全を確保するための色を規定している。色の規定はマンセル表色系に基づき細かく定められており、交通標識や公共の案内板など、さまざまな場面で使用されている。
しかし、日本国内ではJISによって安全色が定められていたものの、世界各国で統一された規格は存在していなかった。国際化の進展により、すべての人が一目で安全を認識できるよう、国際的な統一が求められるようになった。
そこで、2005年*平成17年に国際標準化機構*ISOにあわせる形で「JIS Z9101:2005*安全色及び安全標識
/ 産業環境及び案内用安全標識のデザイン通則」と「JIS Z9103*安全色
/ 一般的事項」「JIS Z 9104*安全標識
/ 一般的事項」が改正された。
日本産業規格*JISでは、安全を確保するための色を規定している。色の規定はマンセル表色系に基づき細かく定められており、交通標識や公共の案内板など、さまざまな場面で使用されている。
しかし、日本国内ではJISによって安全色が定められていたものの、世界各国で統一された規格は存在していなかった。国際化の進展により、すべての人が一目で安全を認識できるよう、国際的な統一が求められるようになった。
そこで、2005年*平成17年に国際標準化機構*ISOにあわせる形で「JIS Z9101:2005*安全色及び安全標識
/ 産業環境及び案内用安全標識のデザイン通則」と「JIS Z9103*安全色
/ 一般的事項」「JIS Z 9104*安全標識
/ 一般的事項」が改正された。




