節句【日本の暦】

春夏秋冬

節句

節句(せっく)とは、「季節の節目となる日」のことで、奈良時代ごろに中国から伝えられた「陰陽五行説(いんようごぎょう)」が由来とされており、無病息災や豊作、子孫繁栄などを願って、お供えものをしたり邪気払いを行ったりする行事が、古くから行われたりしている。

もともとは、年間にわたって様々な節句が存在しており、日本の宮廷において「節会(せちえ)」と呼ばれる宴会が開かれ、年中行事として行われていたもので、貴族社会から武家の時代へと変わるにつれ庶民の間にも広まり定着してくると、江戸時代に幕府が特に重要な節句を公式の祝日に制定したことが、現代に伝わる「五節句」のルーツとなっている。

 

五節句
五節句(ごせっく)とは、古代中国から伝わった風習が日本の風習や祭礼と結びつき、江戸時代に幕府が「5つの節句」を公的な行事・祝日として定めたもの。