縁起の良い日と悪い日【日本の暦】

春夏秋冬

吉日・凶日

吉日
吉日(きちじつ)とは、何か事をするのによいとされる、縁起のよい日のこと。
 

凶日
凶日(きょうじつ)とは、物事をするのに縁起の悪い日のこと。

 

天赦日

天赦日(てんしゃにち / てんしゃび)とは、この日は神様が天に昇り、天がすべてのものを養い育て罪を許す日とされ、何を行うにも良いとされる最上の吉日のことで、一粒万倍日と重なると、最強の開運日と言われている。

意味
天がすべてのことを赦(ゆる)す日
 

天赦日にすると良いこと
財布を買う・使い始める
仕事始め
開店・開業
銀行口座開設
宝くじの購入
出資
結納・入籍・結婚
など
天赦日にやってはいけないこと
退職
閉店
借金
ギャンブル
など

 

神吉日

神吉日(かみよしにち / かみよしび)とは、神社への参拝や、祭礼、先祖を祀るなどの祭事にいいとされる日。

意味
天一神(てんいちじん)という方角を司る神様が天へ帰っている期間(16日間)
 

神吉日にすると良いこと
神社への参拝
お墓まいり
など
神吉日にやってはいけないこと

 

大明日

大明日(だいみょうにち)とは、慶事や吉ごとによいとされている吉日。

意味
天地が開けて、太陽の光が隅々まで照らされる
 

大明日にすると良いこと
引っ越し
移転
旅行
建築
など
大明日にやってはいけないこと

 

鬼宿日

鬼宿日(きしゅくにち)とは、この日は鬼が宿にいて、外に鬼がいないので、物事がスムーズに運ぶとされる日のこと。

意味
鬼が外の宿に泊まる日
 

鬼宿日にすると良いこと
引っ越し
財布を買う・使い始める
など
鬼宿日にやってはいけないこと
婚姻に関すること
など

 

天恩日

天恩日(てんおんにち)とは、連続で5日間続く吉日。慶事をはじめ新しいことを行うと良いと言われている。

意味
天の恩寵を受ける日
 

天恩日にすると良いこと
お祝い事
など
天恩日にやってはいけないこと
葬儀・弔事
など

 

母倉日

母倉日(ぼそうにち)とは、何事においても吉日。

意味
母が子を育てるように、天が人を慈しむ日
 

母倉日にすると良いこと
告白
結婚式・入籍・婚姻
など
母倉日にやってはいけないこと

 

月徳日

月徳日(つきとくにち / がっとくにち)とは、すべてのことに差し支えのない吉日。月徳はその月の徳神のことで、その神様がいる日が月徳日になる。
 

月徳日にすると良いこと
家のリフォーム
など
月徳日にやってはいけないこと

 

天一天上

天一天上(てんいつてんじょう)とは、天一神という方角をつかさどる神様が天上に行き、その間は方角の禁忌がなくなるため、目的に向かって真っすぐ進んでいく運があるとされている良い日

意味
天一神(てんいちじん)という方角を司る神様が天へ帰っているとされる「癸巳(みずのとみ)」の日から「戊申(つちのえさる)」の日までの16日間
 

天一天上にすると良いこと
宝くじ
旅行
など
天一天上にやってはいけないこと

 

巳の日

巳の日(みのひ)とは、干支(えと)をもとに決められた、12日ごとに巡ってくる吉日。

蛇は、古くから芸術や財運の神様「弁財天(べんざいてん)」の遣いとされ、蛇に願いをすると弁財天に届けられ、「金運や財運に恵まれる」という、縁起のよい開運日とされている。
 

巳の日にすると良いこと
弁財天へのお願いごと
弁財天をを祀っている神社への参拝
財布を買う・使い始める
開業・起業
宝くじの購入
銀行口座の開設
など
巳の日にやってはいけないこと
結婚式・入籍
など

 
己巳の日
己巳の日(つちのとみのひ)とは、60日に1度巡ってくる、巳の日の中でもさらに縁起がよい日とされる吉日。

 

寅の日

寅の日(とらのひ)とは、干支(えと)をもとに決められた、12日ごとに巡ってくる吉日。

虎は、「千里行って千里戻ることができる」ということわざがあるように、「寅の日に旅行に出かけると安全に帰ってくることができる」とされ、旅立ちの日によい日と言われている。

また、虎の黄金色の縞模様は「金運」の象徴とされ、寅の日は吉日の中で、最も金運に縁がある「金運招来日」とも言われている。
 

寅の日にすると良いこと
財布を買う・使い始める
宝くじの購入
家や車など大きな物を買う
開業・開店
銀行口座の開設
旅行の出発日
など
寅の日にやってはいけないこと
結婚
葬儀
など

 

一粒万倍日

一粒万倍日(いちりゅうまんばいび / いちりゅうまんばいにち)とは、何かを始めるのに最適な日のことで、大安や友引、天赦日などと重なる日は、さらに運気がアップするとも言われている。

お金を増やしたい方や、会社や事業を大きく発展させたい方、幸せな結婚生活を長く続かせたい方などに、選ばれている吉日で、特に、一粒万倍日にお財布の新調や新しい財布を使い始めると、金運を呼びお金が何倍にも増える効果があると言われている。

意味
一粒の籾(もみ)が万倍にも実り、立派な稲穂になる
 

一粒万倍日にすると良いこと
種まき
財布を買う・使い始める
仕事始め
開店・開業
銀行口座開設
宝くじの購入
出資
結婚
など
一粒万倍日にやってはいけないこと
借金
人からモノを借りる
他人とのトラブル
など

 

不成就日

不成就日(ふじょうじゅび / ふじょうじゅにち)とは、新しいことを始めることは避けたほうが良いとされる日。

不成就日は他の吉日とも重なることがあるので、大事な予定を立てる時は要注意。ただし、気にしすぎるのもあまりよくないのでほどほどに。

意味
何事も成就しない日
 

不成就日にすると良いこと
不成就日にやってはいけないこと
開業・開店
移転
契約ごと
結婚式・入籍
など