橙色が持つイメージと効果

カラーイメージ

 

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光の波長 
約 590~620nmの範囲で規定される色
総称
「肌、杏、小麦、柿」など、オレンジの果皮のような橙系統の色の総称
黄と赤の中間色

 

橙という漢字は、会意文字と形声文字の特徴を併せ持つ「会意兼形声文字(かいいけんけいせいもじ)」が変化したもの。「大地を覆う木」を表した「木」の象形と「上向きの両足の象形と再起の象形と両手の象形(祭器を上へ上へとあげる)」を表した「登」の象形から、「代々、果実を伝える木」の意味から成り立った文字である。

日本語の「だいだい」は、もとは中国語の「橙色(とうしょく)」が日本語化したものらしく、「橙(だいだい)」という夏みかんに似た果実は、熟しても実が落ちにくく2~3年は、古い実と新しい実が枝になり続けることから「代々」となり語源になったとされる。

また日本語には、橙系の色を表す個々の色名はたくさんあるが、それらの全体を代表する基本色彩語がないので、英語の「ORANGE」で表すことが多い。

 

性質

暖色系の中でも特にやわらかく、温かみを感じる色として使われる。また「喜び」や「幸福感」といったポジティブな印象が強い色でもある。赤と黄を混ぜ合わせた色なので、この2色と似たイメージを持っている。

・膨張色
・進出色
・温暖色
・興奮色

 

イメージ

具体的イメージ

みかん、柿、人参、夕日、炎

 

抽象的イメージ

活発、活力、歓喜、元気、陽気、明るい、暖かい、にぎやか、温もり、好奇心、幸福、親しみ、楽しい

 

心理的効果

ポジティブイメージ

・陽気な気分になり開放的になる
・親しみが生まれ仲間意識が高まる
・前向きな気持ちになる
・心身のバランスを整える

 

ネガティブイメージ

・多用すると安っぽい、またはうるさい印象につながる

 

生理的効果

・食欲を増進させる
・筋肉痛の症状を軽減する
・胃潰瘍の症状を和らげる
・腸を活性化し便秘を解消する

 

橙色を好む人の性格

・チャレンジ精神が旺盛
・仲間意識が強い
・サービス精神が旺盛で社交的
・リーダーシップがある
・見栄っ張り
・頑張ってる自分が好き
・オールマイティ
・積極的
・世話好き
・目立ちがり屋
・寂しがり屋
・人懐っこい

 

 

ポイント

ファッション

 

インテリア

一般的には「大衆的な色」なので、高級感を演出したい場所にはあまりてきしていないが、人を呼び寄せ、楽しい気分にしてくれる色なので、ファミリーレストランのような人が集まる場所に多く使われている。

 

 

食欲増進

果物や野菜を連想させるビタミンカラーでもあることから、「食欲を増進する色」といわれ、飲食店やスナック菓子などのパッケージなどに多く利用されている。