10月のバースデイフラワー【誕生花】

10月

10月1日

中国から薬用として日本に伝わったものが、明治から大正時代にかけて観賞用として広く栽培され品種改良された。

鎌倉時代に後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)が菊の花の意匠を好み、八重菊を図案化した「菊紋」を天皇の家紋に用いたことから、現在でも天皇および皇室を表す紋章「菊花紋章(きっかもんしょう)」となっており、日本の代表的する花のひとつとなっている。

 

学名
Chrysanthemum Morifolium
クリサ-ンセマム・モリフォリウム
科名・属名
キク科・キク属
英名
Mum マム
由来 -
和名
菊 きく
由来
漢名の「菊(クク)」を音読みしたことに由来する。
別名
家菊 いえぎく
翁草 おきなぐさ
齢草 よわいぐさ
千代見草 ちよみぐさ
など

園芸分類
耐寒性一年草
多年草ではあるが高温多湿の環境に弱いため、一年草として扱われていることが多い
品種
Chrysanthemum Morifolium ‘Donna’
クリサ-ンセマム・モリフォリウム・ドナ
Chrysanthemum ‘Lollipop’
クリサ-ンセマム・ロリポップ
Chrysanthemum Shamrock
クリサ-ンセマム・シャムロック
Delfimum デルフィマム
日ノ本 ひのもと
白鳥 はくちょう
のぞみ
など
用途
食用、薬用、花壇、プランター、寄せ植え、切り花、盆栽、仏花など
効能
解毒、解熱、鎮痛、めまい、冷え性、貧血防止、老化防止、目の充血など
主な原産地
中国、朝鮮半島など

開花期 9~11月
草丈 25~120cm
花色
      
花言葉
高貴、わずかな愛、私を信じて、おぼろげな思い出
 真の愛
 高潔、軽んぜられた愛
 真実
誕生花
9/8、9/9、10/1、10/14、10/27、11/3、11/27、12/9、12/13
神話 -

 

その他のバースデイフラワー

ガーベラ
スカビオーサ
ヘリオトロープ
ウィンター・コスモス
チョコレート・コスモス
金木犀(きんもくせい)

 

10月2日

杏子

杏子の種は、冷え性や低血圧、咳止めなどに効果があるとすることから、平安時代に中国から薬用として日本に伝わり、漢方薬として用いられていた植物。

薬用のほかにも、完熟した果実は酸味が多いことから、干し杏やジャムなどの加工品にも利用されている。

 

学名
Prunus Armeniaca
プルヌス・アルメリアカ
科名・属名
バラ科・サクラ属
英名
Apricot アプリコット
由来
日当たりのよい場所を好むことから、ラテン語で「日の当たる」を意味する「Apricus(アプリカス)」に由来する。
和名
杏子 あんず
由来 -
別名
唐桃 からもも
寿星桃 じゅせいとう

園芸分類
耐寒性落葉低木
品種
ゴールドコット
ニコニコット
信州大実 しんしゅうおおみ
新潟大実 にいがたおおみ
平和 へいわ
など
用途
果樹、花木、プランター、切り花、家庭菜園など
効能
便秘、下痢、美肌、冷え症、疲労回復、虚弱体質など
主な原産地
ネパール、中国など

開花期 3~4月
樹高 2~3m
花色
  
花言葉
はにかみ、疑惑、臆病な愛、早すぎた恋
誕生花
2/23、3/1、3/16、4/12、10/2
神話 -

 

その他のバースデイフラワー

コリウス
竜胆(りんどう)
金木犀(きんもくせい)
黄花秋桜(きばなこすもす)
風船唐綿(ふうせんとうわた)

 

10月3日

日本全国の山地に自生し、秋になると鮮やかに紅葉する樹木。

 

学名
Acer Palmatum アケル・パルマツム
科名・属名
カエデ科・カエデ属
英名
Maple メープル
由来 -
和名
楓 かえで
由来
葉の形が「蛙の手」に似ていることから、「蛙手(かえるで)」と呼ばれていたものが転化したことに由来する。
別名
紅葉 もみじ
椛 もみじ

園芸分類
耐寒性落葉高木
品種
小羽団扇楓 こはうちわかえで
いろは紅葉 いろはもみじ
板屋楓 いたやかえで
など
用途
庭木、街路樹、公園樹、プランター、盆栽、木材など
効能 -
主な原産地
日本、中国、ヨーロッパ、北アフリカ、北アメリカなど

開花期 3~5月
樹高 5~25m
花色

葉色
   
花言葉
調和、遠慮、約束、大切な思い出
誕生花
10/3、10/25、10/30、10/31
神話 -

 

その他のバースデイフラワー

ジニア
ランタナ
カンガルー・ポー
爆蘭(はぜらん)
太藺(ふとい)
竜胆(りんどう)

 

10月4日

ホワイト・レース・フラワー

人参やセリなどの花に似た、白いレースのような花を咲かせる。

 

学名
Ammi Majus アミ・マユス
科名・属名
セリ科・ドクゼリモドキ属
英名
White Lace Flower
ホワイト・レース・フラワー
由来
白いレースのような花を咲かせることに由来する。
和名
毒芹擬 どくぜりもどき
由来 -
別名
Bishop’s Weed
ビショプス・ウィード

園芸分類
非耐寒性多年草、春・秋まき一年草
多年草ではあるが高温多湿の環境に弱いため、一年草として扱われていることが多い
品種
Ammi Majus ‘Queen of Africa’
アミ・マユス・クィーン・オブ・アフリカ
Ammi Majus ‘Graceland’
アミ・マユス・グレースランド
Blue Lace Flower
ブルー・レース・フラワー
など
用途
花壇、プランター、寄せ植え、切り花など
効能 -
主な原産地
ヨーロッパ中西部、地中海沿岸など

開花期 5~6月
草丈 100~150cm
花色
  
花言葉
感謝、繊細、悲哀、可憐な心、ほのかな光、細やかな愛情
誕生花
2/17、3/15、3/22、5/7、6/7、10/4、12/10
神話 -

 

その他のバースデイフラワー

パセリ
サルビア
カンパニュラ
ペインテッド・セージ
百合(ゆり)
鬼百合(おにゆり)
杜鵑草(ほととぎすそう)
孔雀アスター(くじゃくあすたー)

 

10月5日

スカビオーサ

羽状に深く切れ込みの入った葉の間から伸びた茎の先に、中心部に小花が集まり、それを囲むように外側の花びらが放射状に広がったユニークな花を咲かせる。

 

学名
Scabiosa Atropurpurea
スカビオーサ・アトロパープレア
科名・属名
スイカズラ科・マツムシソウ属
英名
Scabiosa スカビオーサ
由来
防虫効果があると信じられていたことから、ラテン語で「疥癬(かいせん)」を意味する「Scabiea(スケイビー)」に由来する。
和名
西洋松虫草 せいようまつむしそう
由来
昆虫の松虫が「チンチロリン」と鳴くころに咲く花であることに由来する。
別名
Egyptian Rose
エジプシャン・ローザ
Pincushion Flower
ピンクッション・フラワー

園芸分類
耐寒性宿根草、春・秋植え一年草
多年草ではあるが高温多湿の環境に弱いため、一年草として扱われていることが多い
品種
Scabiosa Stellata ‘Drumstick’
スカビオサ・ステラータ・ドラムスティック
Scabiosa Columbaria ‘Pincushion Pink’
スカビオサ・カーラムベリア・ピンクッション・ピンク
Scabiosa Atropurpurea ‘Beaujolais Bonnets’
スカビオーサ・アトロパープレア・バーガンディ・ボンネット
Scabiosa Atropurpurea ‘Fata Morgana’
スカビオーサ・アトロパープレア・ファタ・モルガナ
など
用途
花壇、庭植え、プランター、切り花、ロックガーデン、ドライフラワー、グランドカバーなど
効能 -
主な原産地
アジア、アフリカ、ヨーロッパなど

開花期 5~10月
草丈 20~100cm
花色
     
花言葉
再起、未亡人、叶わぬ恋、感じやすさ、悲しみの花嫁
誕生花
4/12、4/26、5/2、8/13、10/1、10/5
ギリシャ神話
ケンタウロスの娘で医師のフィチアが、胸を病んで患者として訪れた羊飼いに恋をしたが、彼はほかの女性と結婚してしまい、フィチアは悲しみのあまり命を落としててしまった。それを哀れんだ神はフィチアを「スカビオサ」の花に変えたのだとか。

 

その他のバースデイフラワー

クレオメ
デルフィニウム
鶏頭(けいとう)
虎百合(とらゆり)

 

10月6日

藪蘭

晩夏から初秋にかけて、つやのある濃い緑の葉の間からつぼみをびっしりとつけた細い花茎を伸ばし、薄紫色の6弁の小さな花穂になって花を咲かせる。

 

学名
Liriope Muscari リリオペ・ムスカリ
科名・属名
キジカクシ科・ヤブラン属
英名
Liriope リリオペ
由来 -
和名
藪蘭 やぶらん
由来
藪の中に自生し、葉っぱが蘭の葉に似ていることに由来する。
別名
Big Blue Lilyturf
ビッグ・ブルー・リリーターフ
Border Grass
ボーダー・グラス
Monkey Grass
モンキー・グラス
Summer Muscari
サマー・ムスカリ
山菅 やますげ
ノシメラン

園芸分類
耐寒性多年草
品種
Liriope Muscari ‘Variegata’
リリオペ・ムスカリ・ヴァリゲイター
Liriope Muscari ‘Monroe White’
リリオペ・ムスカリ・モンロー・ホワイト
Liriope Muscari ‘Lilac Beauty’
リリオペ・ムスカリ・ライラック・ビューティ
など
用途
花壇、プランターなど
効能 -
主な原産地
日本、中国、台湾など

開花期 8~10月
草丈 8~12㎝
花色
  
花言葉
忍耐、隠された心、謙遜、無邪気な
誕生花
8/12、9/20、10/6、10/26
神話 -

 

その他のバースデイフラワー

ボロニア
ローズマリー
スウィート・アリッサム
秋桜(こすもす)
梅擬(うめもどき)
女郎花(おみなえし)
金木犀(きんもくせい)

 

10月7日

金木犀

オレンジ色の小さな花を枝いっぱいにつけ、沈丁花(じんちょうげ)や梔子(くちなし)と共に、甘い香りを放つ代表的な花木「三大香木」のひとつ。

 

学名
Osmanthus Fragrans
オスマンサス・フレグランス
科名・属名
モクセイ科・モクセイ属
英名
Fragrant Olive
フラグラント・オリーブ
由来 -
和名
金木犀 きんもくせい
由来
黄金色の花を咲かせることと、中国名の「木蓮(ムーシ)」を音読みしたことに由来する。
別名
桂花 けいか
丹桂 たんけい
金桂 きんか

園芸分類
耐寒性常緑高木
品種 -
用途
庭木、公園樹、街路樹、プランター、化粧品など
効能 -
主な原産地
中国南部など

開花期 9~10月
樹高 2~6m
花色  
花言葉
謙遜、高潔、真実、初恋、官能美
誕生花
10/1、10/2、10/6、10/7、10/10、10/15、10/22、10/26、11/2、11/25
神話 -

 

その他のバースデイフラワー

カトレヤ
サフラン
キウイ・フルーツ
ブルンフェルシア
烏瓜(からすうり)

 

10月8日

紫式部

山野の湿地に自生し、紫色の実を枝いっぱいにつける。

 

学名
Callicarpa Japonica
カリカルパ・ジャポニカ
科名・属名
シソ科・ムラサキシキブ属
英名
Japanese Beauty Berry
ジャパニーズ・ビューティー・ベリー
由来 -
和名
紫式部 むらさきしきぶ
由来
紫色の実がたくさん重なるように実る「紫敷実(むらさきしきみ)」と呼ばれていたものが、小さな紫の実の風雅さを源氏物語の作者である「紫式部」にたとえて、転訛したことに由来する。
別名
子紫 こむらさき
実紫 みむらさき

園芸分類
落葉低木
品種
白式部 しろしきぶ
など
用途
庭木、プランター、切り花など
効能 -
主な原産地
日本、中国、朝鮮半島など

開花期 5~7月
草丈 30~200cm
花色
  
花言葉
聡明、上品、知性、愛され上手、聡明な女性
誕生花
10/8、10/16、10/17、10/18、10/20、10/21、11/4、11/5、11/6、11/9、11/12
神話 -

 

その他のバースデイフラワー

ガウラ
タイム
パセリ
ガーベラ
コルチカム
ネフロレピス
ダイヤモンド・リリー
稲(いね)
玉羊歯(たましだ)

 

10月9日

茴香

葉や種に特徴的な甘い香りと苦みがあり、魚料理や肉料理の消臭や消化促進に効果があるとされることから、香辛料に用いられる薬用植物。

 

学名
Foeniculum Vulgare
フォエニクルム・ウルガレ
科名・属名
セリ科・ウイキョウ属
英名
Fennel フェンネル
由来 -
和名
茴香 ういきょう
由来
甘くさわやかな芳香がありことから、中国では「香りを回(めぐ)らす」と意味する「茴香(ホエイシャン)」の漢名が当てられ、それを音読みしたことに由来する。
別名
伊太利亜茴香 いたりあういきょう
小茴香 しょうういきょう

園芸分類
半耐寒性多年草
品種 -
用途
ハーブ、薬用、花壇、プランターなど
効能
腹痛、つわり、生理痛、慢性胃炎など
主な原産地
南ヨーロッパ、地中海沿岸など

開花期 6~8月
草丈 100~150cm
花色 
花言葉
賞賛、よい香り、強い精神力、背伸びした恋
誕生花
4/1、6/23、6/25、6/29、7/21、10/9、10/25
神話 -

 

その他のバースデイフラワー

コキア
コルチカム
オンシジュウム
秋桜(こすもす)
女郎花(おみなえし)
杜鵑草(ほととぎすそう)

 

10月10日

月桂樹

香りのある硬い皮質の葉のよこに、黄色い小さな花を無数に咲かせる。

シチューやスープなど、煮込み料理の風味づけとして利用されるハーブのひとつ。

 

学名
Laurus Nobilis
ローラス・ノビリス
科名・属名
クスノキ科・ゲッケイジュ属
英名
Laurel ローレル
由来 -
和名
月桂樹 げっけいじゅ
由来
英語の「Noble Laurel(ノーブル・ローレル)」を中国語に訳した「月桂樹(ユエグウェシュー)」が、日本に伝わった時に音読みしたことに由来する。
別名
Laurel ローリエ
Sweet Bay スイート・ベイ
Bay Leaf ベイ・リーフ
Bay Leaves ベイ・リーブス

園芸分類
半耐寒性常緑高木
品種
Laurus Nobilis ‘Aurea’
ローラス・ノビリス・オーレア
Laurus Nobilis ‘Angustifolia’
ローラス・ノビリス・アングスティフォリア
など
用途
食用、ハーブ、庭木、プランター、入浴剤、ポプリなど
効能
神経痛、血流改善、リウマチ、腰痛緩和、美容効果、疲労回復、肩こり解消など
主な原産地
地中海沿岸、カナリア諸島など

開花期 4~5月
樹高 3~10m
花色 
花言葉
栄光、名誉、勝利、輝ける未来
誕生花
2/16、2/28、4/10、5/23、10/10、12/9、12/18
ギリシャ神話
河の神の娘 ダフネが太陽神 アポロンの求愛を拒絶し続けて、最後には「月桂樹」に姿を変えてしまった。

それを悲しんだアポロンは永遠の愛の証として、ダフネの一部である「月桂樹」からつくった月桂冠(げっけいかん)を、生涯身につけたのだとか。

 

その他のバースデイフラワー

アイビー
マンデビラ
サンビタリア
ブバルディア
鶏頭(けいとう)
金木犀(きんもくせい)