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ムーン&スペンサーのすすめ【色彩調和論】

色彩調和

色彩調和論

色彩調和とは、2色以上の色を組み合わせて色彩のバランスや美しさなどを作り上げていくこと。また、その配色が見る人に好感を与えたときに、それらの色は調和しているといえること。

色彩調和については、イングランドの物理学者 アイザック・ニュートン(Isaac Newton)により「スペクトル」が発見されて以降、色彩が科学的にとらえられるようになり、様々な学者たちによる論議が繰り返されてきた。

 

色彩調和論
シュブルール色彩の同時対比の法則とこの法則に基づく配色について
ゲーテ色彩論
ルード現代色彩学 
オストワルト色彩の調和
ムーン&スペンサー色彩調和論
イッテン色彩の芸術
ジャッド4つの色彩調和論

 

色彩調和論

ムーン・スペンサー夫妻が、先人たちの「色彩調和論」を研究し、「マンセルシステム」をもとに、1944年にアメリカ光学会に「色彩調和論」を発表した。

原文は3部構成からなり、「古典的色彩調和の幾何学的形式」では、マンセル表色系を基に独自の色立体として色空間「オメガ(ω)」を設定し、調和する配色として2つの条件を仮説し、「色彩調和における面積」では、つりあいのとれた面積比を選ぶ計算法を提案、「色彩調和に適用される美的尺度」では、配色の美度を算出する方程式を提案している。

 

profile
Parry Hiram Moon
パリー・ハイラム・ムーン
1898.2.14 – 1988.3.4
アメリカの電気技師、色彩学者
profile
Domina Eberle Spencer
ドミナ・エバール・スペンサー
1920.9.26 –   
アメリカの数学者、色彩学者

 

調和領域

マンセル色相環は 10色相からなり、さらに1の色相を 10等分した計 100等分に分けられている。

 

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同一調和
同じ色相の色で「明度差」をつけた配色のこと。
色相差 0 ~ 1
明度差 0 ~ 1
彩度差 0 ~ 1
 
類似調和
マンセル色相環上で基準となる色から色相差が 25°~43°の間にある色が調和する配色のこと。
色相差 7 ~ 12
明度差 0.5 ~ 1.5
彩度差 3 ~ 5
 
対比調和
色相環で 180°離れた2色の関係のこと。
色相差 28 ~ 50
明度差 2.5 ~ 10
彩度差 7以上

 

不調和領域

 

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第一曖昧領域
色相差 1 ~ 7
明度差 0.5 ~ 1
彩度差 1 ~ 3
 
第二曖昧領域
色相差 12 ~ 28
明度差 1.5 ~ 2.5
彩度差 5 ~ 7
 
眩輝 げんき
不快感や物の見えづらさを生じさせるような「まぶしさ」のこと。
色相差  –
明度差 10以上
彩度差 -

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。
またいらしゃいな。