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配色技法一覧|色相差・トーン・補色・トライアドなど

色相差による分類

色相差による配色は、色相環上での色の距離関係によって分類される配色技法である。色相差が小さいほど統一感が強くなり、大きいほど変化やコントラストが強調される。

同系・近似

色相差が小さい配色は、統一感が強く、自然で調和の取れた印象になりやすい。色相差が小さいほど落ち着いた印象になり、変化が少ないため単調に見える場合もある。

同一色相

同一色相*どういつしきそう
identity
アイデンティティ
とは、同じ色相で構成された配色。

色相差がないため統一感が強く、色相のイメージをダイレクトに伝えやすい。シンプルで上品な印象を与える一方、変化が少ないため単調になりやすい。

隣接色相

隣接色相*りんせつしきそう
adjacent
アドジェイセント
とは、色相環で隣り合う色による配色。

統一感があり、柔らかく自然にまとまりやすい。変化が少なく単調になりやすいため、明度や彩度に差をつけることでメリハリを出しやすくなる。

類似色相

類似色相*るいじしきそう
analogy
アナロジー
とは、色相環上で近い範囲にある色相同士による配色。

色相に適度な共通性と変化があるため、自然でバランスの取りやすい印象になる。一方で、色相差が小さいため、明度や彩度に変化をつけないと単調に見える場合がある。

中差・対比

中程度の色相差を持つ配色は、統一感と変化のバランスを取りやすい。適度なコントラストによって、穏やかさの中にも変化を感じさせる配色となる。

中差色相

中差色相*ちゅうさしきそう
intermediate
インターメディエイト
とは、色相環上で約90度離れた位置にある色を組み合わせた配色。

適度な色相差によって変化を感じさせる一方、組み合わせによっては調和が難しくなる場合もある。明度や彩度を近づけることで、まとまりのある印象にしやすい。

対比・補色

色相差が大きい配色は、強いコントラストによって視線を集めやすく、印象的で活発な雰囲気を作りやすい。配色によっては刺激が強くなるため、トーンや面積比の調整が重要となる。

対照色相

対照色相*たいしょうしきそう
contrasting colors
コントラスティング・カラーズ
とは、色相環上で離れた位置にある色同士による配色。

色相差が大きいため強いコントラストが生まれ、視線を集めやすい配色となる。彩度の高い色同士では刺激が強くなりやすいため、トーン調整によってバランスを取ることが重要である。

ダイアード

ダイアード*dyad
補色配色
とは、色相環上で正反対に位置する色による2色配色。

補色同士はコントラストが強く、互いの色を引き立て合う効果がある。

使い方によっては、それぞれの色の主張が強くなりすぎて、浮いて見えることもあるため注意が必要。

スプリットコンプリメンタリー

スプリット・コンプリメンタリー*split complementary
分離補色
とは、補色の片方を隣接色に分離した3色配色。

スプリットとは、「分割する・分離する」を意味し、補色配色よりもコントラストをやわらげつつ、配色に変化とバランスを与えられる。

幾何学的配色

幾何学的配色は、色相環上に幾何学図形を描くように色を選ぶ配色技法である。規則的な位置関係によって、バランスやリズム感のある配色を作りやすい。

基本形

色相環上に規則的な図形を描く基本的な配色であり、バランスや安定感を取りやすい。色相差による変化と統一感を両立しやすい配色となる。

トライアド

トライアド*triadとは、色相環上で正三角形を描く位置にある3色配色。

「トライアド」とは、音楽の三和音に由来する名称で、変化がありながらもバランスが良く、安定感と華やかさを兼ね備えた配色となる。

テトラード

テトラード*tetrad
double complementary
ダブル・コンプリメンタリー
とは、色相環上で正方形を描く位置にある4色配色。

2組の補色を含むため、色彩に変化があり、にぎやかで表情豊かな印象を与える。

多色配色

多くの色相を含む配色は、にぎやかで華やかな印象を与えやすい。一方で、色数が増えるほど統一感を保つことが難しくなるため、トーンや面積比の調整が重要となる。

ペンタード

ペンタード*pentadとは、色相環上で正五角形を描く位置にある5色配色。

色数が多いため、カラフルでにぎやかな印象を与える。

ヘクサード

ヘクサード*hexad
/ hexadic セクステット
とは、色相環を6等分した位置関係による6色配色。

また、理論上はテトラードの4色に白と黒を加えた6色配色も、ヘクサードとして扱われる場合がある。

多くの色相を含むため、さらにカラフルで強い印象を与える。

memo

※ ペンタード・ヘクサードは、一般的な配色理論では使用頻度が低く、色彩教育や理論的な分類として扱われることが多い。

トーン配色

トーン配色は、明度や彩度の組み合わせによって全体の印象を整える配色技法である。同じトーンや近いトーンでまとめることで、統一感や雰囲気を表現しやすくなる。

色相を主体とした配色

同系色や近い色相で全体をまとめ、明度や彩度に変化をつける配色である。色相の印象を活かしながら、統一感のある雰囲気を作りやすい。

ドミナントカラー

ドミナント・カラー*dominant colorとは、「ドミナント」は「支配的な」を意味し、同じ色相や隣接した色相で全体をまとめ(色相を支配して)、明度や彩度のトーンに変化をつけた多色配色。

色相のイメージを強調する配色で、明度差や彩度差が小さいほど色相の印象がより強調される。ただし、似たような色相が並ぶため、デザインの内容によってはおもしろみに欠け、単調に見えてしまう場合もある。

トーンオントーン

トーン・オン・トーン*tone on toneとは、「トーンを重ねる」を意味し、同じ色相や隣接した色相で全体をまとめ、明度差を大きくした多色配色。

色相の印象を強調しつつ統一感を保ち、明度差によって変化をつけられるため、バランスがとりやすく穏やかな印象になる。また、明度差を活かすことで立体的な効果を演出することも可能である。

トーンを主体とした配色

同じトーンや近いトーンで全体をまとめ、色相によって変化をつける配色である。トーンの印象を保ちながら、まとまりのある配色を作りやすい。

ドミナントトーン

ドミナント・トーン*dominant toneとは、同じトーンや隣接したトーンで全体をまとめ*トーンを支配して、色相で変化をつけた多色配色。

トーンのイメージを強調する配色は、統一感がありながらもにぎやかな印象を与える。

トーンイントーン

トーン・イン・トーン*tone in toneとは、「トーンの中で」を意味し、同系統のトーンでまとめ、明度差を小さくした多色配色。

トーンの印象を強調しながら全体にまとまりを持たせ、明度差や彩度差を比較的小さく抑えることで、色相数が増えても統一感を保ちやすい配色となる。また、穏やかな階調変化によって、やわらかな立体感を演出することもできる。

ドミナントトーンと似ているため、違いがわかりづらい配色であるが、トーンイントーンは明度差が「より小さい」配色である。

ニュアンス配色

近い色相やトーンによる微妙な差を活かした配色であり、やわらかく繊細な印象を表現しやすい。穏やかな統一感や上品な雰囲気を演出できる。

トーナル

トーナル*tonalとは、中明度で中彩度の中間色である「ダル・ソフト・ライトグレイッシュ・グレイッシュ」の4つのトーンを組み合わせた多色配色。

灰色を含んだ濁色であるため、控えめで落ち着きのある印象を与え、トーンの印象を強調する配色となる。

カマイユ

カマイユ*comaieuとは、フランス語で「単色画」を意味し、同一または類似した色相を、近いトーンでまとめた配色。

微妙な濃淡によって統一感のある柔らかな印象を表現できる。

フォカマイユ

フォカマイユ*faux comaieuとは、フランス語で「フォ」は「偽りの」を意味し、類似色相を用い、近いトーンの中で色相やトーンにわずかな変化を持たせた配色。

色相、明度、彩度に少し差があるため、「カマイユ」よりも色相やトーンにやや変化があり、よりはっきりした印象を与える。

THANKS

最後まで読んでくれた方はもちろん、途中までお付き合いいただいた方にも心から感謝いたします。
この記事が、あなたの「なぜ?」を見つけるほんの小さなヒントになりますように。

ひらめきの種色あそび見せかた