フレーバー
デザインの雰囲気は、色や質感の組み合わせで大きく変わる。
スタイルの概要
フレーバースタイルの意味や印象、デザイン全体に広がる雰囲気から、その特徴を読み解く。
フレーバー*flavorとは
・食品や飲み物を口に入れたときに感じる味、香り、風味、味わいなどの総称
・個性や遊び心のある雰囲気を演出する
・独特でユニークな印象を与える
配色のバランス
フレーバースタイルを形づくる代表的な色と、それぞれが与える印象の関係から全体像を捉える。

#E74C3C ストロベリー
#FFA500 マンゴーオレンジ
#98FFCC ミントグリーン
#4F5D95 ブルーベリー
#FFF3D6 バニラクリーム
#FF0000 レッド
#2F2F2F ダークグレー
#39FF14 ハイライトグリーン
高彩度の色はフレッシュでポップな印象が強くなり、フレーバーの持つ自然で穏やかな世界観を損ないやすい。
中〜低
柔らかく穏やかな印象を与える
自然な温かみを演出する
中〜高
明るく爽やかな印象を与える
清潔感や開放感を演出する
配色と展開
配色の考え方を起点に、実際の使われ方やデザインへの広がりへとつながる。
トーン
個性的でテーマ性のある色使いで、世界観を際立たせる。
ベースカラー
テーマに合わせた主役色(暖色・寒色など)を設定する。
サブカラー
補色や類似色で奥行きと統一感を作る。
アクセントカラー
強めの色や光沢色で印象的なポイントを作る。
素材・質感
テーマに応じて変化させ、世界観を強調する。
活用シーン
・企業・オフィス
・住宅・不動産
・カフェ・ホテル
・IT・テクノロジー企業
・商業施設・サービス業
など
活用例
・コーポレートサイト
・パンフレット・カタログ
・広告・販促ツール
・プレゼンテーション資料
・サイン・案内表示
など
関連キーワード
フレーバーに関連する「20」のキーワードをもとに、それぞれの雰囲気を際立たせる3色の配色パターンを一覧で紹介。
同じテーマでも、連想されるイメージは人によって異なる。似た意味を持つキーワードであっても、選ぶ言葉によって微妙に異なる雰囲気や世界観を表現できる。
ぜひ、ご自身のイメージに近いキーワードを探しながら、用途やデザインに合わせてブラッシュアップ*brush up
/ 既にあるものを磨き上げてさらに良いものにすることし、配色選びの参考にしてください。
フレッシュフレーバー
フレッシュ / 新鮮 / みずみずしい / さっぱり
スイートフレーバー
スウィート / 甘酸っぱい / フルーティー
クリーミーフレーバー
まろやか / クリーミー
スパイシーフレーバー
スパイシー / 刺激的 / エスニック / 香ばしい
ビターフレーバー
ビター / ほろ苦い / 濃厚 / こってり
基本の配色テクニック
ここに記している配色は、個人的な見解で組み合わせたものです。配色のバランスによって印象は大きく変わるため、すべてのデザインに当てはまるとは限りません。

トライアド*triadとは、色相環上で正三角形を描く位置にある3色配色。
「トライアド」とは、音楽の三和音*3つの音が3度ずつ積み重ねられてできた和音(コード)のことに由来する名称で、変化がありながらもバランスが良く、安定感と華やかさを兼ね備えた配色となる。

スプリット・コンプリメンタリー*split complementary
分離補色とは、補色の片方を隣接色に分離した3色配色。
スプリットとは、「分割する・分離する」を意味し、補色配色よりもコントラストをやわらげつつ、配色に変化とバランスを与えられる。

トーン・オン・トーン*tone on toneとは、「トーンを重ねる」を意味し、同じ色相や隣接した色相で全体をまとめ、明度差を大きくした多色配色。
色相の印象を強調しつつ統一感を保ち、明度差によって変化をつけられるため、バランスがとりやすく穏やかな印象になる。また、明度差を活かすことで立体的な効果を演出することも可能である。
また、3色の配色は「どの色を主役にするか」「どの順で配置するか」によって印象が大きく変わる。
同じ3色でも、主役となる色を明るく見せるか、あるいは背景として引き立てるかによって、全体の雰囲気は華やかにも落ち着いた印象にも変化する。
そのため、色の配置順や面積バランスを入れ替えながら、最も意図に合った見え方を調整することが重要である。

ベースカラー
#D9D9D9
アクセントカラー
#FF6B6B
サブカラー
#7FB3FF

ベースカラー
#FF6B6B
アクセントカラー
#7FB3FF
サブカラー
#D9D9D9

ベースカラー
#7FB3FF
アクセントカラー
#D9D9D9
サブカラー
#FF6B6B
配色比率
配色の印象は、色の組み合わせだけでなく使用する面積比率によっても大きく変わる。一般的には「ベースカラー70%・アクセントカラー5%・サブカラー25%」を目安にすると、バランスの取れた配色にまとめやすい。
ここでは、視覚的に理解しやすいよう「ベースカラー70%・アクセントカラー10%・サブカラー20%」の比率を基準としている。
ベースカラー: 70%
背景や余白など、最も広い面積に使用する基本色。全体の雰囲気やトーンを決定づける。
#D9D9D9
アクセントカラー: 10%
視線を集めたい部分に使う強調色。ボタンや見出しなどに用い、デザイン全体を引き締める。
#FF6B6B
サブカラー: 20%
ベースカラーを補完し、全体の印象を整える補助色。デザインに奥行きや安定感を与える。
#7FB3FF

フレッシュフレーバー
軽やかでみずみずしい印象を持ち、清潔感と爽やかさを感じさせるナチュラルな配色。
ミントグリーンやライトブルー、ホワイトなどの透明感のある色彩を組み合わせることで、自然の息吹や心地よい開放感を演出する。
新鮮なさま
新しく生き生きしているさま
#FF7F50
#2EC4B6
#FFD166
#FF9671
#A7F432
#4CAF50
#FFE0F0
#FF4D8D
#9D174D
魚や肉、野菜などが新しくて、生き生きとしているさま
よごれがなくきれいなさま
#FF6B6B
#4ECDC4
#FFE66D
#16A085
#FFB347
#FF6F91
#F1FFD4
#C7F464
#7BC043
艶があって若々しく、新鮮であるさま
#FF6F61
#61C9FF
#7DFF61
#3FD6A9
#FF6B8A
#FF9B6B
#FFA62B
#FFD166
#FFF1C1
性格や味覚などがしつこくないさま
あとに何も残らないさま
#6BD5FF
#FF9F6B
#9CFF6B
#7ED957
#FF8FAB
#FFD166
#DFFCF5
#8DE5D3
#2FBFA6
スイートフレーバー
やわらかく華やかな印象を持ち、親しみやすさと可愛らしさを感じさせるスイートな配色。
ピンクやコーラル、クリームイエローなどの甘さを含んだ色彩を組み合わせることで、幸福感やポップな明るさを演出する。
甘い
甘美なさま
#FF6FA3
#6FFFD2
#FFD66F
#7C6BFF
#FF6BB0
#FFB66B
#FF5C8A
#FF8FB0
#FFC4D6
甘みと酸味のまじった味やにおい
#FF5AA5
#5AE0FF
#FFF05A
#FF8A4C
#4CC3FF
#4CFF9A
#FFA94D
#FF7B00
#C65100
果物の風味があるさま
#FF9F43
#43FFD1
#7A43FF
#FF5E7A
#4DA8FF
#7AFF4D
#FF4D4D
#FF7A7A
#FFC2C2
クリーミーフレーバー
まろやかでやさしい印象を持ち、落ち着きと上品さを感じさせるソフトな配色。
ベージュやアイボリー、ペールトーンなどのやわらかな色彩を組み合わせることで、温かみのある穏やかな空気感を演出する。
口あたりが柔らかいさま
#E8B6C9
#B6E8D3
#C9B6E8
#D8B18A
#8AC4D8
#8AD8A5
#F1E0C8
#E2C59F
#CFA873
クリームをたっぷり含んださま
クリームのように柔らかでなめらかなさま
#F6D6C9
#C9E7D8
#D6C9F6
#FFF4E6
#FEC89A
#9AD1FF
#FFF9E6
#FFE8B3
#FFD580
スパイシーフレーバー
刺激的でエネルギッシュな印象を持ち、力強さと個性を感じさせるダイナミックな配色。
レッドやオレンジ、ディープパープルなどのコントラストの強い色彩を組み合わせることで、緊張感とインパクトのある世界観を演出する。
料理の味つけに香辛料がきいているさま
#C9302C
#F7E35E
#5CB85C
#B71C1C
#1B5E20
#4527A0
#6D1B1B
#D84315
#FF8A65
気持ちを興奮させるさま
知覚や感覚に強く影響を及ぼすさま
#FF3C00
#00FF9C
#9C00FF
#FF8C00
#4682B4
#20B2AA
#FF6F00
#FF9933
#FFB266
風俗や習慣などが民族特有であるさま
#E36414
#0F4C5C
#FB8B24
#F94144
#F9C74F
#43AA8B
#5A3E2B
#7F5539
#A68A64
食物を煎ったり、焼いたりしたときの好ましい香り
#8C4A2F
#2F8C74
#74308C
#8F5236
#365D8F
#368F63
#3B2A26
#6B4A3A
#9A7A66
ビターフレーバー
深みのある落ち着いた印象を持ち、重厚さと渋さを感じさせるシックな配色。
ダークブラウンやモスグリーン、チャコールなどの低彩度の色彩を組み合わせることで、静かな存在感と大人の雰囲気を演出する。
苦味のあるさま
#4C2F3A
#3A4C2F
#2F3A4C
#8B5E3C
#3C8B7A
#8B3C6B
#5A3E2B
#7A5A42
#9A7559
少し苦みがある
#8A5335
#358A74
#5A358A
#8C3F56
#3F8C7A
#3F7A8C
#1B3022
#4F6D31
#A3B18A
味や色、におい、成分などが濃いさま
こってりとしたさま
#7C4A00
#007C66
#66007C
#6A2444
#246A5E
#243E6A
#1E140A
#4A2E12
#7A4A1E
味や色などが濃くてしつこいさま
#6B2D5C
#2D6B3C
#6B5C2D
#5D4037
#F9A825
#2E7D32
#2B1B12
#5A3A2B
#9A6C55
