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仲春を紡ぐ言の葉【季語一覧】

天文

星や月などの天体や、雨や雷などの気象を表わす季語。

 

貝寄風

気象
 
現代的仮名
かいよせ
歴史的仮名
かひよせ
意味
陰暦 2月20日ごろに吹く季節風
 
陰暦2月22日の聖徳太子の忌日に、大阪市天王寺区四天王寺にある四天王寺(してんのうじ)で行われる大法要 精霊会(しょうりょうえ)のお供えの造花は、難波の浜に吹き寄せられた貝殻で作られていることから、その頃に吹く西風を「貝寄風」と呼ぶようになった
子季語
貝寄 かいよせ
関連季語

木の芽起こし

気象
 
現代的仮名
きのめおこし
歴史的仮名

意味
春に降る雨
 
徳島県祖谷山(いやそま)地方の言葉
子季語
木の芽もやし きのめもやし
関連季語

黒北風

気象
 
現代的仮名
くろきた
くろぎた
歴史的仮名

意味
西日本で春に吹く北西の風
 
低気圧の影響によって一時的に冬の気候に逆戻りし、雪をともなって吹き荒れる
子季語
くろげた
春北風 はるならい、はるきた
関連季語

涅槃西風

気象
 
現代的仮名
ねはんにし
歴史的仮名

意味
旧暦 2月15日に、お釈迦様が沙羅双樹の下に入滅した日にちなむ法要 涅槃会(ねはんえ)が行われるころ吹く西風
子季語
涅槃西 ねはんにし
涅槃吹 ねはんぶき
彼岸西風 ひがんにし
関連季語

初雷

気象
 
現代的仮名
はつらい
歴史的仮名

意味
立春以降に初めて鳴る雷
子季語
初神鳴 はつかみなり
虫出し むしだし
虫出しの雷 むしだしのかみなり、むしだしのらい
関連季語

春一番

気象
 
現代的仮名
はるいちばん
歴史的仮名

意味
立春後、はじめて吹く強い南寄りの風
子季語
春一 はるいち
春三番 はるさんばん
春二番 はるにばん
春四番 はるよんばん
関連季語
春疾風 はるはやて

雪ねぶり

気象
 
現代的仮名
ゆきねぶり
歴史的仮名

意味
雪解けのころに地面に立つ靄(もや)
子季語

関連季語

雪の果

気象
 
現代的仮名
ゆきのはて
歴史的仮名

意味
春を迎えて、そのシーズンの降り納めるように降る雪
子季語
終雪 しゅうせつ
名残の雪 なごりのゆき
涅槃雪 ねはんゆき
雪涅槃 ゆきねはん
雪の終 ゆきのおわり
雪の名残 ゆきのなごり
雪の別れ ゆきのわかれ
別れ雪 わかれゆき
忘れ雪 わすれゆ
関連季語
淡雪 あわゆき
春の雪 はるのゆき