時候
季節やその月の異称を表わす季語。
季節感
いてかえる
いてかへる
春になり暖かくなってきたが、寒さがまたぶり返すこと
凍返る いてかえる
凍戻る いてもどる
寒返る かんかえる
寒戻り かんもどり
冴返る さえかえる、さえかへる
しみ返る しみかえる
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暦
うおひにのぼる
うをひにのぼる
七十二候のひとつ
春の暖かさで氷が割れ、氷の下で泳いでいた魚が氷の上にあがること
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暦
うすい
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二十四節気のひとつ
氷雪が溶け水となり、雪が雨に変わること
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暦
かわおそうおをまつる
かはうそうををまつる
七十二候のひとつ
カワウソが捕まえた魚を川辺に並べる習性を、習性があることから、その姿がまるで供物を並べて神様やご先祖様をお祀りしているかのように見立てた言葉
獺祭 おそまつり、だっさい
獺祭魚 だっさいぎょ
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暦
かんあけ
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寒(小寒から節分まで)が明けて立春を迎えること
寒明く かんあく
寒明ける かんあける
寒終る かんおわる
寒過ぎる かんすぎる
寒の明け かんのあけ
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暦
きゅうしょうがつ
きうしやうぐわつ
陰暦の正月
旧正 きゅうしょう
春節 しゅんせつ
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暦
しょしゅん
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上春 じょうしゅん
孟春 もうしゅん
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暦
そうしゅん
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春さき はるさき
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暦月
にがつ
にぐわつ
グレゴリオ暦で、年の2番目の月
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暦
にがつじん
にぐわつじん
二月が終わること
二月尽く にがつつく
二月果つ にがつはつ
二月逝く にがつゆく
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季節感
はるあさし
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立春を過ぎたのにまだまだ寒い日が多く、春めいていない感じ
浅き春 あさきはる
浅春 せんしゅん
春淡し
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季節感
はるおそし
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暦の上ではすでに春になっているが、寒さが冬のなごりで残っており、なかなか春が来ないこと
遅き春 おそきはる
おそ春 おそはる
遅春 ちしゅん、ちしゆん
春遅遅、春遅々 はるちち
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季節感
はるさむ
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立春になっても残る寒さ
寒き春 さむきはる
春寒 しゅんかん
春寒し はるさむし
料峭 りょうしょう
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季節感
はるめく
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立春を過ぎた頃から春らしくなってくること
春動く はるうごく
春きざす はるきざす
早春 そうしゅん
春浅し はるあさし
暦月
むつき
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旧暦一月の異称
祝月 いわいづき
霞初月 かすみそめづき
早緑月 さみどりづき
太郎月 たろうづき
年端月 としはづき
子日月 ねのひづき
初空月 はつそらづき
初春月 はつはるづき
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季節感
よかん
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寒(小寒から節分まで)が明けてからもなお残る寒さ
残る寒さ のこるさむさ
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暦
りっしゅん
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二十四節気のひとつ
節分の翌日
2月4日ころ
春来る はるきたる
春さる はるさる
春立つ はるたつ
春になる はるになる
立春大吉 りっしゅんだいきち
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