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初冬の季語を紡ぐ言の葉たち

生活 / 人事

衣食住や仕事、健康に関わる人々の暮らしぶりや習慣、活動を表現する言葉。

衣服の着替えや食事の変化、農作業や収穫、健康管理など、人々の日常生活や習慣、季節にまつわる行動を表す言葉です。季節ごとの暮らしぶりや人の営みを伝えられる。

飲食

浅漬
現代的仮名
あさづけ
歴史的仮名
―
意味
大根、なす、きゅうりなどを塩やぬかぬか、麹*こうじに漬けたもの
子季語
―
関連季語
―
 
漬物 保存食
刈上餅
現代的仮名
かりあげもち
歴史的仮名
―
意味
稲刈り終えたときの祝いにつく餅
子季語
―
関連季語
―
 
主食 保存食
沢庵漬
現代的仮名
たくあんづけ
歴史的仮名
―
意味
干大根に糠*ぬかと塩をし漬物にする
子季語
新沢庵 しんたくあん
新漬沢庵 しんづけたくあん
大根漬け だいこんづけ
大根漬ける だいこんつける
沢庵 たくあん
沢庵漬く たくあんつく
沢庵漬る たくあんつける
早漬沢庵 はやづけたくあん
関連季語
―
 
漬物 保存食 発酵食品

住生活

風除
現代的仮名
かざよけ
かぜよけ
歴史的仮名
―
意味
冬の寒風を防ぐために、家のまわりに垣根や塀*へいをめぐらせること
子季語
風垣 かざがき
風囲 かざがこい
関連季語
―
 
建築資材
北窓塞ぐ
現代的仮名
きたまどふさぐ
歴史的仮名
―
意味
北風を防ぐために、北向きの窓を板や筵*むしろでふさいだり、すきま風を防ぐために目ばりをしたりすること
子季語
北塞ぐ きたふさぐ
北窓閉じる きたまどとじる
北窓閉づ きたまどとづ
北窓塗る きたまどぬる
関連季語
―
 
建築資材
敷松葉
現代的仮名
しきまつば
歴史的仮名
―
意味
霜雪よけのため、庭などに松の枯葉を敷くこと
子季語
―
関連季語
―
霜除
現代的仮名
しもよけ
歴史的仮名
―
意味
庭木や草花を霜の害から防ぐために、藁*わらや菰*こもなどで覆うこと
子季語
霜覆 しもおおい
霜囲 しもがこい
関連季語
―
冬構
現代的仮名
ふゆがま
歴史的仮名
ふゆがまへ
意味
冬の寒さが厳しい地方で、風除けや雪除けを家の周囲に施し、本格的な冬に備えること
子季語
―
関連季語
―
 
建築資材
目貼
現代的仮名
めばり
歴史的仮名
―
意味
板戸や障子戸から雪や風が吹き込むのを防ぐため、綿をつめた紙やテープを戸の隙間に張ること
子季語
隙間張 すきまはり
隙間張る すきまはる
関連季語
―
 
建築資材

労働

馬下げる
現代的仮名
うまさげる
歴史的仮名
―
意味
冬になって牧場を閉鎖し、牛や馬を牛舎や厩*うまやに収容すること
子季語
馬下 うまさげ
関連季語
―
 
農畜産業
楮蒸す
現代的仮名
こうぞむす
歴史的仮名
かうぞむす
意味
手漉和紙*てすきわしをつくるための作業で、楮*こうぞを蒸すこと
子季語
楮刈る こうぞかる
楮晒す こうぞさらす
楮踏む こうぞふむ
楮もむ こうぞもむ
椿の皮剥ぐ つばきのかわはぐ
関連季語
―
 
農事
蒟蒻掘る
現代的仮名
こんにゃくほる
歴史的仮名
―
意味
コンニャクイモの球茎を収穫すること
子季語
蒟蒻玉 こんにゃくだま
蒟蒻玉掘る こんにゃくだまほる
蒟蒻玉干す こんにゃくだまほす
蒟蒻干す こんにゃくほす
関連季語
―
 
農事
棕櫚剥ぐ
現代的仮名
しゅろはぐ
歴史的仮名
―
意味
シュロの皮をはぐこと
子季語
棕櫚むく しゅろむく
関連季語
―
 
林産業
大根洗ふ
現代的仮名
だいこんあらう
歴史的仮名
だいこんあらふ
意味
畑から引き抜いてきた大根を洗うこと
子季語
―
関連季語
―
 
農事
大根引
現代的仮名
だいこんひき
歴史的仮名
―
意味
大根を収穫すること
子季語
だいこ引き だいこひき
大根馬 だいこんうま
大根車 だいこんぐるま
大根舟 だいこんぶね
関連季語
―
 
農事
大根干す
現代的仮名
だいこんほす
歴史的仮名
―
意味
沢庵*たくあん漬けなどにする大根を干すこと
子季語
懸大根 かけだいこん
干大根 ほしだいこん
関連季語
―
 
農事
蓮根掘る
現代的仮名
はすねほる
歴史的仮名
―
意味
蓮根を収穫すること
子季語
蓮掘 はすほり
関連季語
―
 
農事
生姜掘る
現代的仮名
しょうがほる
歴史的仮名
しやうがほる
意味
生姜*しょうがを収穫すること
子季語
―
関連季語
―
 
農事
蕎麦刈
現代的仮名
そばかり
そばがり
歴史的仮名
―
意味
秋蕎麦を晩秋から初冬にかけて刈り取ること
子季語
蕎麦干す そばほす
関連季語
―
 
農事
杜氏来る
現代的仮名
とうじきたる
歴史的仮名
―
意味
日本酒を醸造*じょうぞうする寒冷の時期に、農村から職人が酒造家のもとへ出稼ぎに来たこと
子季語
倉入り くらいり
関連季語
―
 
農事
麦蒔
現代的仮名
むぎまき
歴史的仮名
―
意味
麦の種を蒔くこと
子季語
麦蒔く むぎまく
関連季語
―
 
農事

習俗

亥の子
現代的仮名
いのこ
歴史的仮名
ゐのこ
意味
旧暦 10月の最初の亥の日
 
旧暦 10月の亥の日*いのひ
/ 十二支の亥にあたる日
の亥の刻*いのこく
/ 24時間を十二支で表し、12番目の亥は21時から23時ごろ
に、イノシシの子を模した形をした餅菓子 亥の子餅*いのこもちを食べて、無病息災*むびょうそくさいを願う風習
子季語
亥の神祭 いのかみまつり
猪の子 いのこ
亥の子石 いのこいし
亥の子突 いのこづき
亥の子餅 いのこもち
亥の日祭 いのひまつり
御成切 おなりきり
厳祥 げんしょう
玄猪 げんちょ
御厳重 ごげんじゅう
関連季語
―
案山子揚げ
現代的仮名
かがしあげ
歴史的仮名
―
意味
旧暦 10月10日に長野県や山梨県などで行われる行事
 
田から引き揚げた案山子*かかしを庭で祭るもの
子季語
そめの年取り そめのとしとり
関連季語
―
口切
現代的仮名
くちきり
歴史的仮名
―
意味
茶道において、晩春のころに採取*さいしゅ
/ 植物・鉱物などを選び採ること
した新茶を陶器の壺*つぼのなかに詰めて口を封じておいたものを、初冬のころに茶会の席上で封切し茶臼*ちゃうすでひいて茶をたてること
子季語
口切茶事 くちきりさじ、くちきりちゃじ
口切茶会 くちきりちゃかい
口切の茶事 くちきりのさじ
茶の口切 ちゃのくちきり
壺の口切 つぼのくちきり
関連季語
―
 
茶道
十日夜
現代的仮名
とおかんや
歴史的仮名
とをかんや
意味
旧暦 10月10日に、西日本の亥の子に対して、主に東日本の農村で行われる収穫祭
 
旧暦 10月10日の夕に、稲刈りを終えて、田の神が山へ帰っていくのを送る行事
子季語
丘亥の子 おかいのこ
大根の年取り だいこんのとしとり
田の亥の子 たのいのこ
関連季語
亥の子、いのこ、ゐのこ
蓮根掘る
現代的仮名
はすねほる
歴史的仮名
―
意味
レンコンを収穫すること
子季語
蓮堀 はすほり
蓮掘る はすほる
れんこん掘る れんこんほる
関連季語
―
牡丹焚火
現代的仮名
ぼたんたきび
歴史的仮名
―
意味
枯れた牡丹の木を焚いて供養すること
子季語
牡丹供養 ぼたんくよう
牡丹焚く ぼたんたく
牡丹粗朶 ぼたんそだ
関連季語
―
矢倉売
現代的仮名
やぐらうり
歴史的仮名
―
意味
炬燵*こたつに使う櫓*やぐらを担いで家々を売り歩くこと
子季語
炬燵売 こたつうり
関連季語
―
炉開
現代的仮名
ろびらき
歴史的仮名
―
意味
冬になってはじめて炉を開いて囲炉裏*いろりなどに火を入れること
 
旧暦 10月の亥の日に、茶道で使う炉に火を入れること
子季語
囲炉裏開く いろりひらく
木地炉縁 きじろぶち
塗炉縁 ぬりろぶち
炉開茶会 ろびらきちゃかい
関連季語
―
 
茶道
熊手
現代的仮名
くまで
歴史的仮名
―
意味
酉の市で売られる縁起物
 
幸運や金運を掻き集めるという意味から商売繁盛*しょうばいはんじょうの縁起物とされる
子季語
―
関連季語
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THANKS

最後まで読んでくれた方はもちろん、途中までお付き合いいただいた方にも心から感謝いたします。

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季節のめぐり日本の暦言の葉