金
「赤金、青金」など、金箔(きんぱく)のような輝きをもった金系統の色の総称
黄色系統の色彩に金属の光沢を合わせた色
「金」という漢字は、「会意文字」と「形声文字」の特徴を併せ持つ「会意兼形声文字(かいいけんけいせいもじ)」が変化したもの。
「何かを含んで押さえたさま」を表した今の象形と「砂金を含んだ土」を表した土の象形から、土の中に点々と含まれた砂金の意味から成り立った文字である。
日本語のかねは、金属の金は叩くと「カンカン」と鳴るから、音が変化して「カネ」になったのが語源となっている。「きん」については不明。
英語の「Gold」は、古ゲルマン語では輝くという意味の「ghel-」がYellowの原型といわれ、GoldとYellowの両方の 語源とされている。
ゲルマン語
インド・ヨーロッパ語族の古代ゲルマン語に属する言語。ドイツ語、英語、オランダ語、デンマーク語、ノルウェー語、スウェーデン語、アイスランド語などの祖先の言語である。
インド・ヨーロッパ語族とは、歴史的にインドからヨーロッパにかけて分布している言語の多くが属する言語グループである。ただし、この語族に属する英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語などの分布範囲が、植民地化の進行に伴って拡大したため、現在は北米、南米、アフリカ、オセアニアなどでも日常的に用いられている。
ゲルマン語、ロマンス語(ラテン語、フランス語、イタリア語、スペイン語など)、スラヴ語(ロシア語など)、ギリシア語、インドのサンスクリット語、ヒンディー語、イランのペルシア語などの諸言語の起源は、数千年前に存在した印欧祖語(いんおうそご)であると考えられている。
性質
富や高価など豊かさを表す色で、特別な印象を感じさせる色。
イメージ
具体的イメージ
金貨、金属、王様、金メダル、金箔、金閣寺
抽象的イメージ
高級、贅沢、成功、輝き、豪華、派手、豊かさ、勝利、特別、頂点
心理的効果
ポジティブイメージ
・高級感を感じさせる
・豊かな気持ちにさせてくれる
・欲を満たしてくれる
ネガティブイメージ
・多用しすぎると「派手」「傲慢」といった印象になる
生理的効果
・腸の働きを整えて、体調を改善する
金色を好む人の性格
・リッチ
・威厳がある
・指導者
・心が豊か
・成果だけを求める
・カリスマ
・ブランド志向
・上昇志向
ポイント
ファッション
黄みの強い色や暖色系の色、濃く鮮やかな色と相性がよく、存在感もあるので特別な印象を与える色。