娯楽
ふんすい
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公園、池、湖などに設けられる、水がふき出るように作った装置
または、そのふき出る水
吹上げ ふきあげ
ふきみず
噴泉 ふんせん
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娯楽
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オールでこいで進む洋式の小舟
湖沼、河川、沿岸で使われる小型船舶
貸ボート かしぼーと
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漁猟
ほぐし
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夏に鹿狩りをするときに、火をつけた松明を挟んで地に立てるときに用いる木
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食
ほしうり
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越瓜(あさうり)などを塩漬けにして干したもの
雷干 かみなりぼし
干瓜 ほしうり
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労働
ほしくさ
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家畜の飼料や肥料として、夏に刈り取って乾燥させた草
刈干 かりぼし
草干す くさほす
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労働
まごたろうむしうり
まごたらうむしうり
孫太郎虫を何匹か串刺しにして、民間薬として売り歩いていた人
孫太郎虫(まごたろうむし)とは、ヘビトンボの幼虫のことで、これを黒焼きにして乾燥させたものが、子供が夜泣きやかんしゃく、ひきつけなどを引き起こす病気 疳(かん)に効くとされていた
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娯楽
みずあそび
みづあそび
暑い夏の日に子供たちが、川や海、庭先にビニール製のプールを用意して、水をかけ合ったり、浴びたりして遊ぶこと
水戦 みずいくさ
水掛合 みずかけあい
水試合 みずしあい
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健康
みずあたり
みづあたり
生水を飲んで下痢をすること
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労働
みずうり
みづうり
江戸時代後期に水を売にきた人
深川あたりでは井戸を掘ってもほとんど塩水で、水売から水を買わなければならなかった
冷水売 ひやみずうり
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食
みずがい
みづがひ
夏の料理のひとつ
生のアワビを塩洗いして身を締め、角切りしたものを氷を入れた塩水で冷やしたもの
生貝 なまがい
水介 みずがい
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娯楽
みずからくり
みづからくり
水の力を利用したからくり仕掛けの装置
水機関 みずからくり
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生活雑貨
みずたま
みづたま
カラフルな色の小さなガラス玉
金魚鉢などに沈めて涼感を楽しむ
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遊戯
みずでっぽう
みづでつぱう
空気を圧縮して水を発射する夏の水遊びのおもちゃ
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食
c
みずのこ
みづのこ
はったい粉に砂糖を加えて冷水や湯で練ったもの
食
はったい粉とは、大麦や裸麦(はだかむぎ)を焙煎し、石臼などで挽いた粉のこと
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健康
みずむし
みづむし
汗でむれた手足の指の間などに、カビの一種である白癬菌(はくせんきん)が寄生しておこる皮膚病
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食
みずようかん
みづやうかん
煮溶かした寒天に砂糖と餡を加えてつくる羊羹
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食
みつまめ
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茹でた赤豌豆や寒天・果物などに、白蜜や黒蜜をかけたもの
餡蜜 あんみつ
フルーツ餡蜜 ふるーつあんみつ
フルーツ蜜豆 ふるーつみつまめ
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食
むぎちゃ
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殻が付いた状態の大麦を炒って煎じた飲料水
香ばしさとさっぱりしたのどごしで、暑い夏に飲まれることが多い
冷し麦茶 ひやしむぎちゃ
麦茶冷し むぎちゃひやし
麦湯 むぎゆ
麦湯冷し むぎゆひやし
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生活雑貨
めしざる
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炊きあがったご飯を入れて、保存しておくための竹で編んだ器
夏は飯が腐敗しやすいので、それを防ぐために通気性を良くしていた
飯籠 めしかご
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食
めしすえる
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夏の暑い盛りは飯が腐って、すっぱくなるのがはやいこと
汗の飯 あせのめし
饐飯 すえめし
煮物饐える にものすえる
飯の汗 めしのあせ
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労働
もかり
―
舟の進行の妨げになる藻を刈り取ること
刈藻 かりも
刈藻屑 かりもくず
刈藻 かるも
藻刈 もかり
藻刈鎌 もかりがま
藻刈竿 もかりざお
藻刈舟、藻刈船 もかりぶね
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生活雑貨
もじしょうじ
もぢしやうじ
障子紙の代わりに、麻糸によりをかけて粗く織った布を貼って風通しをよくした夏の障子
綟屏風 もじびょうぶ
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漁猟
ぎょりょう
やな
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木や竹を打ち並べて、川の流れをせき止めて、魚を誘導して捕獲する漁法
梁 ぎょりょう、やな
簗打つ やなうつ
簗かく やなかく
簗さす やなさす
簗瀬 やなせ
簗番 やなばん
簗守 やなもり
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衣
ゆかた
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素肌の上に着る木綿の生地で作られた裏地のない夏の着物
藍浴衣 あいゆかた
貸浴衣 かしゆかた
染浴衣 そめゆかた
糊浴衣 のりゆかた
初浴衣 はつゆかた
古浴衣 ふるゆかた
浴衣掛 ゆかたがけ
浴衣地 ゆかたじ
湯帷子 ゆかたびら
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食
ゆであずき
ゆであづき
柔らかくゆでた小豆に砂糖を加えたもの
煮小豆 にあずき
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生活雑貨
ゆとん
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和紙を何層にも張り合わせて、油や漆を塗った夏の敷物
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住
よししょうじ
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障子紙の代わりに、細い葭(あし、よし)の茎で編んでだ簾(すだれ)をはめ込んだ建具
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住
よしず
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夏の暑い日差しを遮断するために、葭(あし、よし)で編んだ簾(すだれ)
葭簀茶屋 よしずちゃや
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住
よしど
―
夏場の室内を涼しくするために、ふすまなどの代用にする、葭(あし、よし)の茎で編んだ建具
簀戸 すど
葭障子 よししょうじ
葭屏風 よしびょうぶ
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労働
よすすぎ
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夜に洗濯をすること
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漁猟
よたき
―
夏の夜に舟の先端に灯りをともして、その松明の火に集まってくる魚を獲ること
夜焚釣 よたきづり
夜焚舟 よたきぶね
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スポーツ
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西洋式の小形帆船
快走艇 かいそうてい
ヨットレース
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漁猟
よづり
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夜間に川や池などで魚釣りをすること
夜釣火 よづりび
夜釣人 よづりびと
夜釣舟 よづりぶね
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漁猟
よぶり
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夜にカンテラや松明をともして、その火に寄ってくる魚を獲ること
川ともし かわともし
火振 ひぶり
夜振火 よぶりび
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労働
よみせ
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祭りや縁日の夜に、道ばたなどに仮設の店を出して物を売ること
もともとは、吉原遊廓で許可された夜間営業のこと
干見世 ほしみせ
夜見世 よみせ
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食
―
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炭酸水に甘味やレモンの香を加えた清涼飲料水
栓の代わりに瓶の口にガラス玉がはめてあり、それを瓶の中に押し込んで飲む
冷しラムネ ひやしらむね
平野水 ひらのすい
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生活雑貨
れいぞうこ
れいざうこ
食品や飲料を短期間保存するための箱型の電気製品
現在は電気冷蔵庫が年中使われているが、
昔は氷で冷やす冷蔵庫だったことから、夏の季語となっている
ガス冷蔵庫 がすれいぞうこ
氷冷蔵庫 こおりれいぞうこ
電気冷蔵庫 でんきれいぞうこ
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住
ろだい
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洋風建築の外に張り出した、屋根のない台
テラス
バルコニー
ベランダ
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