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『夏と言えば・・・』から連想する旬なものなどまとめ

夏を題材にした作品

文学

夏の庭 -The Friends- / 湯本香樹実
海が見える家 / はらだみずき
ぼくらの七日間戦争 / 宗田理
銀河鉄道の夜 / 宮沢賢治
自由研究には向かない殺人 / ホリー・ジャクソン
など

 

枕草子

枕草子*まくらのそうしとは、平安時代中期に日本の第 66代天皇 一条天皇*いちじょうてんのう皇后*号は中宮、のち皇后宮 藤原定子*ふじわらのさだこ
/ ていし
女房*にょうぼう
/ 貴族に仕える女官
として仕えた、清少納言*せいしょうなごんが書いた随筆。

 

原文

夏は夜
月のころは
さらなり
闇*やみもなほ
螢*ほたるのおほく飛びちがひたる
また、ただ一つ二つなど
ほのかにうち光りて行*くも
をかし
雨など降るも
をかし

現代語訳

夏は夜(が良い)
月が明るいころは
言うまでもない
闇夜もまた
蛍が多く飛び交っている
またほんの一匹 二匹と
ほのかに光って飛んでいるのも
趣がある
雨が降っているときも
趣がある

 

万葉集

万葉集*まんようしゅうとは、奈良時代末期につくられたとされる、日本に現存する最古の和歌集のこと。

 

歌人

持統天皇
じんとうてんのう
 
飛鳥時代の日本の第 41代天皇で、皇室史上3人目の女性天皇

原文

春過ぎて 
夏来たるらし
白妙*しろたへの 
衣干したり
天の香具山*かぐやま

現代語訳

春が過ぎて 
いつの間にか夏が来たらしい
真っ白な 
衣が干してある
天の香具山に

 

歌人

大伴 坂上 郎女
おおとも の さかのうえ の いらつめ
 
奈良時代の歌人

原文

夏の野の
繁みに咲ける
姫百合の
知らえぬ恋は
苦しきものそ

現代語訳

夏の野の
茂みに咲いている
姫百合のように
思い人に知られていない私の恋は
苦しいものです

 

歌人

大伴 書持
おおとも の ふみもち
 
奈良時代の貴族・歌人

原文

我が宿の
花橘に
霍公鳥*ほととぎす
今こそ鳴かめ
友に逢へる時

現代語訳

我の家の
花橘に
ホトトギスよ
今こそ鳴いておくれ
友に逢う時に

 

歌人

藤原 忠良
ふじわら の ただよし
 
平安後期から鎌倉時代の公卿*くぎょう・歌人

原文

夏深き
杜*もり下陰*したかげ
風すぎて
梢をわたる
日ぐらしの声

現代語訳

夏が深まった
森の下陰を
風がすぎてゆき
木の枝の先を渡る
蜩*ひぐらしの声

 

古今和歌集

古今和歌集*こきんわかしゅうとは、平安時代前期に醍醐天皇の命により作られた勅撰和歌集*ちょくせんわかしゅう 全20巻のこと。

 

歌人

紀 友則
きの とものり
 
平安時代前期の官人・歌人

原文

天の川
浅瀬しら波
たどりつつ
渡りはてねば
明けぞしにける

現代語訳

天の川の
浅瀬浅瀬が見つからず白波を
たどりながら
渡りきらないでいると
夜が明けてしまった

 

歌人

紀 友則
きの とものり

原文

五月雨*さみだれ
物思ひをれば
時鳥*ほととぎす
夜深く鳴きて
いづち行くらむ

現代語訳

降りしきる五月雨の中で
物思いにふけっていると
ホトトギスが
まだ夜深い空を鳴きながら
いったいどこに行くのだろう

 

歌人

清原 深養父
きよはら の ふかやぶ
 
平安時代中期の歌人・貴族

原文

夏の夜は
まだ宵*よひながら
明けぬるを
雲のいづこに
月宿るらむ

現代語訳

夏の夜は
まだ宵*よいのうちだと思っていたら
もう明けてしまった
いったい雲のどのあたりに
月が宿を借りるのだろう

 

歌人

凡河内 躬恒
おおしこうち の みつね
 
平安時代前期の歌人・官人

原文

郭公*ほととぎす
声も聞こえず
山彦*やまびこ
ほかになく音を
答へやはせぬ

現代語訳

ホトトギスの
声もまだ聞こえない
山彦は
ほかで鳴いている声を
返してくれないだろうか

 

歌人

壬生 忠岑
みぶ の ただみね
 
平安時代前期の歌人

原文

昔べや
今も恋しき
郭公*ほととぎす
ふるさとにしも
鳴きてきつらむ

現代語訳

昔の事が
今も恋しいのだろうか
ホトトギスは
このふるさとにも
鳴きに来るようだ

 

古典音楽

夏の曲(箏曲)/ 吉沢検校
夏は蛍(江戸端唄)
など

 

クラシック音楽

協奏曲集「四季」協奏曲第2番ト短調 「夏」/ アントニオ・ヴィヴァルディ
序曲「夏の夜の夢」ホ長調 作品21 / フェリックス・メンデルスゾーン
ピアノ曲集「抒情小曲集」第10集より 第2曲「夏の夕べ」/ エドヴァルド・グリーグ
など

 

童謡・唱歌


花火
茶摘み
かえるの合唱
夏の思い出
夏は来ぬ
たなばたさま
きらきら星
かたつむり
かえるのがっしょう
あめふり
あめふりくまのこ
われは海の子
浜辺の歌
ほたるこい
など

 

ポピュラー音楽

花火 / aiko
打上花火 / DAOKO × 米津玄師
HANABI / Mr.Children
海の声 / 浦島太郎(桐谷健太)
夏色 / ゆず
夏祭り / Whiteberry
渚にまつわるエトセトラ / PUFFY
渚 / スピッツ
あー夏休み / TUBE
真夏の夜の夢 / 松任谷由実
君がいた夏 / Mr.Children
何も言えなくて・・・夏 / THE JAYWALK
サマーヌード / 真心ブラザーズ
サマータイムブルース / 渡邊美里
リゾ・ラバ / 爆風スランプ
夏が来る / 大黒摩季
ひまわりの約束 / 秦基博
HOT LIMIT / T.M.Revolution
世界でいちばん熱い夏 / PRINCESS PRINCESS
夏の終りのハーモニー / 井上陽水・安全地帯
真夏の果実 / サザンオールスターズ
楽園ベイベー / RIP SLYME
波乗りジョニー / 桑田佳祐
涙そうそう / 夏川りみ
TUNAMI / サザンオールスターズ
Over Drive / JUDY AND MARY
survival dAnce ~no no cry more~ / TRF
虹 / 福山雅治
プラネタリウム / 大塚愛
天体観測 / BUMP OF CHICKEN
secret base ~君がくれたもの~ / ZONE
少年時代 / 井上陽水
夏の終わり / 森山直太朗
マリーゴールド / あいみょん
夏の思い出 / ケツメイシ
暑中お見舞い申し上げます / キャンディーズ
お祭りマンボ / 美空ひばり
まつり / 北島三郎
など

 

絵画

ひまわり / ファンセント・ファン・ゴッホ
夏、蕎麦の収穫 / ジャン=フランソワ・ミレー
落穂拾い、夏 / ジャン=フランソワ・ミレー
夏のヴェトゥイユ / クロード・モネ
日傘をさす女 / クロード・モネ
など

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