動物
その季節に活動が活発になり姿を現す、昆虫や鳥、魚、動物など生き物を表わす季語。
昆虫
あきのせみ
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立秋を過ぎてもなお鳴いているセミ
秋蝉 しゅうせん
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昆虫
あきのほたる
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秋まで生き残っているホタル
秋蛍、秋螢 しゅうけい
残る蛍 のこるほたる
病蛍 やみほたる
病む蛍 やむほたる
蛍、螢 ほたる
昆虫
いなご
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バッタ科の昆虫
稲を食べる害虫
蝗、稲子、螽 いなご
蝗串 いなごぐし
蝗捕り いなごとり
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昆虫
いなむし
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イナゴ、ウンカ、ヨコバイなど、稲を食べる害虫の総称
稲子麿 いなごまろ
稲の虫 いねのむし
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昆虫
いもむし
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蛾や蝶の幼虫で、毛のない虫の総称
とこよむし
柚子坊 ゆずぼう
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昆虫
うまおい
うまおひ
キリギリス科の昆虫
すいつちょ
すいっちょ
すいと
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昆虫
かげろう
かげろふ
カゲロウ目の昆虫の総称
正雪蜻蛉 しょうせつとんぼ
白腹蜻蛉 しろはらとんぼ
白露虫 はくろむし
斑蜻蛉 まだらとんぼ
蜏 ひおむし
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水生生物
かつおのえぼし
かつをのえぼし
カツオノエボシ科の刺胞動物
烏帽子魚 えぼしうお
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かねたたき
昆虫
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カネタタキ科の小さい昆虫
コオロギ科の小さい昆虫
「チンチンチン」と、鉦を叩くように澄んだ声で鳴く
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昆虫
かんたん
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コオロギ科のごく小さな昆虫
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昆虫
きりぎりす
しゅうし
キリギリス科の昆虫
コオロギの古称
機織 はたおり
機織虫 はたおりむし
ぎす
蛬 きりぎりす
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昆虫
くさひばり
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コオロギ科のごく小さい昆虫
朝鈴 あさすず
金雲雀 きんひばり
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昆虫
くつわむし
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キリギリス科の昆虫
がちゃがちゃ
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昆虫
すずむし
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コオロギ科の昆虫
金鐘児 きんしょうじ
月鈴子 げつれいし
大和鈴虫 やまとすず
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鳥類
せんにゅう
せんにふ
ウグイス科センニュウ属の小鳥の総称
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鳥類
たかのやまわかれ
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タカの雛*ひなが親鳥と別れて巣立ちすること
山帰り やまがえり
山別 やまわかれ
別れ鳥 わかれどり
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昆虫
ちゃたてむし
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チャタテムシ目の昆虫の総称
小豆洗ひ あずきあらひ、あずきあらい
隠座頭 かくれざとう
黒鬚茶立 くろひげちゃたて
粉茶立 こなちゃたて
茶柱虫 ちゃたてむし
丸茶立 まるちゃたて
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昆虫
ばった
はたはた
ばつた
バッタ科の昆虫
きちきちばった
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昆虫
ひぐらし
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セミ科の昆虫の総称
かなかな
日暮し、茅蜩 ひぐらし
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昆虫
へひりむし
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カメムシ科の昆虫
ホソクビゴミムシ科の昆虫
外敵に遭遇*そうぐうすると臭腺*しゅうせんから悪臭を放って身を守る昆虫の俗称
亀虫 かめむし
へこき虫 へこきむし
へっぴり虫 へっぴりむし
三井寺ごみむし みいでらごみむし
三井寺斑猫 みいでらはんみょう
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昆虫
ほうしぜみ
ほふしぜみ
セミ科の昆虫
おしいつく
寒蝉 かんせん
くつくつほうし
つくつく法師、蛁蟟 つくつくぼふし、つくつくぼうし
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昆虫
まつむし
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コオロギ科の昆虫
マツムシ科の昆虫
青松虫 あおまつむし
金琵琶 きんびわ
ちんちろ
ちんちろりん
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鳥類
わかれがらす
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秋に巣立った子カラスが親ガラスと別れること
一般的に、カラスは群れで生活するため、巣立ってからもしばらくは親と一緒に過ごし、秋になると群れから離れる
秋の烏 あきのからす
鴉の子別れ からすのこわかれ
別烏 わかれがらす
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