7月1日
アクアマリン
含有する鉄の影響によって、海のような透明感のある淡い水色から青緑色の色合いを示すベリル。
透明度が高く濃い青色を示すアクアマリンは価値が高くなると言われ、その中でも最高品質なものは「サンタマリア・アクアマリン」または「サンタマリア・アフリカーナ」と呼ばれている。
針金状のインクルージョンが一列に並ぶことで、光を当てると猫の目のような一筋の光を示すキャッツアイ効果を示すものもある。
ベリルの中に含まれるクロムやバナジウム、マンガンなどの成分よって色が変わり、アクアマリンのほかに、エメラルドやモルガナイトなどと呼ばれている。
鉱物英名
Aquamarine アクアマリン
由来
ラテン語で「水」を意味する「aqua(アクア)」と「海」を意味する「marinus(マリナス)」に由来する。
鉱物和名
藍玉 らんぎょく
由来
―
別名
藍柱石 らんちゅうせき
水宝玉 すいほうぎょく
人魚石 にんぎょいし
夜の女王 よるのじょうおう
由来
人魚石は、海の精の宝物が浜辺に打ち上げられて宝石になった、または人魚姫が人間の船乗りに恋をしてしまい、その悲恋に流した涙がアクアマリンになったなどの伝説に由来する。
夜の女王は、中世ヨーロッパで行われていた夜会では、ロウソクや月光にキラキラと反射して輝くアクアマリンの美しさに魅了されていたことに由来する。
分類
珪酸塩鉱物 けんさんえんこうぶつ
鉱物グループ
緑柱石 ベリル
結晶系
六方晶系 ろっぽうしょうけ
化学組成
Be3Al2(Si3)6
モース硬度
7.5 ― 8.0
比重
2.6 ― 2.8
屈折率
1.57 ― 1.59
劈開
不明瞭
光沢
ガラス光沢
光学効果
キャッツアイ効果、シャトヤンシー効果、変彩効果
主な産地
ブラジル、ナイジェリア、マダガスカル、パキスタン、シベリアなど
色
無色
石言葉
聡明、沈着、幸福、富、勇敢、幸福に満ちる、気高い美しさ
パワーストーン
怒りや妬みなどのマイナスの感情を鎮め、心を穏やかにするサポートをしてくれるとされる。
コミュニケーション力を高め、周囲の方との円滑なコミュニケーションをサポートをしてくれるとされる。
ヨーロッパでは、古くから船乗りたちが、海難事故から身を守り豊漁を祈願するためのお守りとして身につけていたとされ、困難な状況を乗り越える、事故や災難から身を守るサポートをしてくれるとされる。
神話
ギリシャ神話
美しい歌声で船乗りたちを惑わせる海の精 セイレーンの振る舞いに、怒った海の神 ネプチューンが、セイレーンをアクアマリンに変えてしまったのだとか。
ローマ神話
月の女神 ディアナの守護石だったと言われている。
7月2日
バリスサイト
緑に白が混ざったマーブル模様が見られる、トルコ石によく似た鉱物。
鉱物英名
Varicite バリスサイト
由来
―
鉱物和名
バリッシャー石 ばりっしゃーせき
由来
ドイツのフォクトラント地方にある都市「バリスシア(Variscian)」で産出されることに由来する。
別名
バシリア石 ばりしあせき
分類
燐酸塩鉱物 れんさんえんこうぶつ
鉱物グループ
方解石 カルサイト
結晶系
単斜晶系 たんしゃしょうけい
化学組成
AlPO4・2H2O
モース硬度
3.5 ― 4.5
比重
2.2 ― 2.57
屈折率
1.57 ― 1.59
劈開
完全
光沢
ガラス光沢
光学効果
―
主な産地
アメリカ、ドイツ、オーストラリア、ブラジルなど
色
石言葉
勇気、癒し、希望、富、幸運、自然の実り
パワーストーン
理解力や感受性が高まり、客観的に物事を判断するサポートをしてくれる。
7月3日
クリスタル
二酸化珪素が結晶化してできた鉱物の総称。
日本では一般的に、無色透明のものを「水晶」や「クリスタル」などと呼ばれているが、いずれも同じ「クォーツ」である。
無色透明で結晶形がはっきりしているものを「水晶」や「クリスタル」などと呼ばれ、その他にも含有する成分によって、アメシストやシトリン、モリオンなど、さまざまな変種がある。
針金状のインクルージョンが一列に並ぶことで、光を当てると猫の目のような一筋の光を示すキャッツアイ効果(シャトヤンシー効果、変彩効果)を示すものもある。
鉱物英名
Quartz クォーツ
由来
サクソン語で「鉱脈が交差した鉱石」を意味する「Querkluftertz(クェルクルフテルツ)」に由来する。
鉱物和名
石英 せきえい
由来
「石の中で優れた(英)もの」であることに由来する。
別名
Crystal クリスタル
Crystal Quartz クリスタル・クォーツ
Rock Crystal ロック・クリスタル
水晶 すいしょう
玻璃 はり
由来
クリスタルは、古代ギリシャ人が洞窟の中で輝くものを見つけ、水が結晶して硬化しできた「氷の化石」だと信じてたとされることから、ギリシャ語で「氷」を意味する「krustallos(クリスタロス)」に由来する。
分類
酸化鉱物 さんかこうぶつ
鉱物グループ
石英 クォーツ
結晶系
三方晶系 さんぽうしょうけい
六方晶系 ろっぽうしょうけい
化学組成
SiO2
モース硬度
6.50 ― 7.00
比重
2.58 ― 2.91
屈折率
1.54 ― 1.56
劈開
不明瞭
光沢
ガラス光沢
光学効果
スター効果、アステリズム効果、星彩効果
主な産地
ブラジル、マダガスカル、アメリカ、中国、日本など
色
無色
石言葉
純粋、完璧、神秘、完全、繁栄、浄化、万物との調和、冷静沈着
パワーストーン
万能の石
あらゆるものを浄化する作用があるとされ、マイナスなエネルギーを取り払い、災難を防ぐサポートをしてくれるとされ、古くから魔除けやお守りとしても用いられている。
7月4日
スターダイプサイド
針状結晶のインクルージョンが成分に混ざることによって、光を当てると 4条の白い光が星のように見えるスター効果(スター効果、アステリズム効果、星彩効果)が見られる、漆黒の色合いを示すダイオプサイド。
鉱物英名
Star Diopside スター・ダイオプサイド
由来
スター効果が見られるダイオプサイドであることに由来する。
別名
Black Star ブラック・スター
由来
黒地にスター効果が見られるダイオプサイドであることに由来する。
光学効果
スター効果、アステリズム効果、星彩効果
主な産地
スイス、イタリア、ロシア、パキスタンなど
色
無色
石言葉
抑制、信頼、理性、幸運への道しるべ
パワーストーン
ネガティブな意識や悪いエネルギーから身を守り、目標に向かって突き進む力をサポートをしてくれるとされている。
7月5日
プラチナ
優れた化学的安定性を持ち、希少性は金を上回る貴金属。
鉱物英名
Platinum プラチナ
由来
―
鉱物和名
自然白金 しぜんはっきん
由来
―
別名
Native platinum ネイティブ・プラチナ
白金 しぜんはっきん
分類
元素鉱物 げんそこうぶつ
鉱物グループ
自然白金 プラチナ
結晶系
等軸晶系 とうじくしょうけい
化学組成
Pt
モース硬度
4.0 ― 4.5
比重
21.5
屈折率
―
劈開
なし
光沢
金属光沢
光学効果
―
主な産地
南アフリカ、ロシア、アメリカ、カナダなど
色
白金
石言葉
強い絆、婚姻の約束、多感な心
パワーストーン
―
7月6日
オブシディアン
地表に噴出した火山の溶岩が、急速に冷え固まることで形成される天然ガラス。
この石の断面が非常に鋭いことから、古くから矢じりや刃物の代用品として利用されている。
鉱物英名
Obsidian オブディシアン
由来
エチオピアで 「オブシウス(Obsius)」氏が発見したことに由来する。
鉱物和名
黒曜石 こくようせき
由来
―
別名
烏石 からすいし
漆石 うるしいし
分類
―
鉱物グループ
―
結晶系
非晶質 ひしょうけい
化学組成
SiO2+CaO,Na,K
モース硬度
5.0 ― 5.5
比重
2.35 ― 2.60
屈折率
1.45 ― 1.55
劈開
なし
光沢
ガラス光沢、樹脂光沢
光学効果
―
主な産地
メキシコ、アイスランド、アメリカ、ニュージーランドなど
色
褐色
石言葉
創造、忍耐、不思議、集中力、摩訶不思議、潜在能力の開花
パワーストーン
トラウマを癒やし、安らぎと優しさをもたらすサポートをしてくれるとされる。
悪い習慣や悪い人間関係を遠ざけて、良縁を引き寄せるサポートをしてくれるとされる。
7月7日
スターローズクォーツ
含有する二酸化チタンやリンの影響によって、淡いピンクから濃いローズピンクの色合いを示し、針状のインクルージョンが成分に混ざることによって、光を当てると 6条の白い光が星のように見えるスター効果がみられるクォーツ。
鉱物英名
Star Rose Quortz
スター・ローズ・クォーツ
光学効果
スター効果、アステリズム
主な産地
ブラジル、マダガスカル、モザンビークなど
色
石言葉
逢瀬、平和、愛の告白、真実の愛
パワーストーン
過去の恋愛によって受けた傷やトラウマを癒してくれるサポートをしてくれるとされている。
7月8日
ミルキーオパール
遊色効果を見せないコモンオパールの一種で、柔らかな乳白色の色合いを示すオパール。
鉱物英名
Milky Opal ミルキー・オパール
由来
柔らかな乳白色の色合いを示すオパールであることに由来する。
別名
―
光学効果
遊色効果、プレイ・オブ・カラー効果、イリデッセンス効果
主な産地
オーストラリアなど
色
石言葉
ときめき
パワーストーン
ネガティブな思考を取り除き、目標に向かって進んで行くことのサポートをしてくれるとされている。
内面的な魅力を引き出して、良縁を引き寄せるサポートをしてくれるとされている。
7月9日
スギライト
淡いピンク色から深みのある紫色の色合いを示す鉱物。
鉱物英名
Sugilite スギライト
由来
日本人の九州大学地質学科岩石学部の教授 杉健一(すぎけんいち)氏が発見したことに由来する。
鉱物和名
杉石 すぎいし
由来
―
別名
Lavulite ルブライト
Royal Azel ローヤル・アゼール
分類
珪酸塩鉱物 けいさんえんこうぶつ
鉱物グループ
―
結晶系
六方晶系 ろっぽうしょうけい
化学組成
(K,Na)(Na,H2O)2(Fe3+,Ca,Na,Ti,Fe,Mn)2(Al,Fe3+)Li2Si12O30
モース硬度
5.5 ― 6.5
比重
2.74 ― 2.79
屈折率
―
劈開
なし
光沢
ガラス光沢
光学効果
―
主な産地
日本、南アフリカ、イタリア、オーストラリアなど
色
褐色
石言葉
癒し、普遍の愛
パワーストーン
ストレス解消し、心の傷を癒すサポートをしてくれるとされている。
7月10日
ショール
含有する鉄分を多く含むことによって、不透明で黒色の色合いを示すトルマリン。
鉱物英名
Schorl ショール
由来
ドイツのザクセン地方の錫鉱山の近くにあった村「Schorl(ショール)」に由来する。
鉱物和名
鉄電気石
由来
―
別名
Black Tourmaline ブラック・トルマリン
光学効果
―
主な産地
ブラジル、アメリカ、カナダなど
色
石言葉
健康
パワーストーン
希望や勇気を与え、何事にも積極的に向き合えるようにサポートをしてくれるとされている。